「お目に留めていただき光栄です」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「お目に留めていただき光栄です」とは?
はじめに「お目に留めていただき光栄です」の意味を解説していきます。
「留めて」は「とめて」と読みます。
「とどめて」とも読めますが、ここでは「とめて」と読むのが適切でしょう。
「目を止める」という表現は、「見る」より「気づく」に近いニュアンスで使用されます。
何かした気になることに気が付き、少し見てみるようなことを指して、「目を止める」と表現します。
これを丁寧表現すると「お目に留めて」になるのです。
「お目に留めていただき光栄です」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「お目に留めていただき光栄です」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたがビジネスサミットに出展していたとします。
あなたのブースでは新製品を紹介していました。
そして、そのブースであるお客様が、足を止めて資料の内容に見入っているのを見かけました。
このような場合に、相手に何と言って声をかけるとよいかに悩みました。
なぜなら、「気になりますか」では失礼になってしまうのです。
このような場合には「お目に留めていただき光栄です」と述べながら、話を切り出すとよいでしょう。
この言葉を使う場合の注意点は、相手に対する使い方です。
「止めていただく」という受動的な表現には使えます。
これは結果なので、失礼にはなりません。
しかし、「お目に留めてください」という依頼の形で使用するのは、少し失礼になります。
「ご覧ください」なら見る方法に言及していないのですが、「お目に留めてください」は相手の行為の強弱まで指定しているのです。
そのため、相手への依頼の場合には使用しないほうがよいのです。
「お目に留めていただき光栄です」を使った例文
ここでは「お目に留めていただき光栄です」を使った例文を挙げていきます。
例文のように単独でも使用できますし、冒頭に少し表現を加える使い方もあります。
・『お目に留めていただき光栄です』
・『こちらの展示に、お目に留めていただき光栄です』
・『数ある商品の中で、お目に留めていただき光栄です』
「お目に留めていただき光栄です」の類語や敬語での言いかえ
それでは「お目に留めていただき光栄です」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「お目に留めていただき光栄です」の類似表現
まず「お目に留めていただき光栄です」の類似表現について解説します。
「お目に留めて」は「気付いて」との言い換えが可能です。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「お目に留めていただき光栄です」の敬語表現
つぎに「お目に留めていただき光栄です」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「ご興味を持っていただき光栄でございます」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「お目に留めていただき光栄です」は、相手が興味を持ったことに対するリアクションとして使用できる便利な言葉です。
様々な場面で使用できる丁寧な表現なので、覚えておくと役に立つことでしょう。