「完成いたしましたので」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「完成いたしましたので」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「完成いたしましたので」について解説をします。

「完成いたしましたので」とは?意味

物事が完全に終わった状態になったので、すっかりできあがったのでという意味です。

「完成」には、完全に仕上がることという意味があります。

「完」には欠けたところがない、「全」にはすっかり、欠けたところがないという意味があります。

つまり「完成」は途中の段階ではないのです。

「いたし」「する」の謙譲語、丁寧語です。

「ました」「まし」は敬意を表し、「た」は動作や作用が完了した意を表します。

「ので」は、この後に伝える事柄の原因や理由を表します。

「完成いたしましたので」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、何かが完成したと報告をする際に用います。

何かが完成したならば、それを報告しなければなりません。

たとえば、資料を作ってくださいとお願いされたとします。

頼まれた作業を行い、資料を作り終わりました。

作ったものはそのままにすることはありません。

ある目的があって作っているので、その目的を達成するために何か行動をします。

つまり、誰かに見せるのです。

多くの場合は、「作るように」と頼んだ人に渡して見せます。

その際にこのような言葉を伝えます。

完成したとだけ伝えたければ「完成いたしました」とします。

「ので」を使う場合は、この後に確認をお願いする言葉や、届ける意を表す言葉などを続けます。

完全にできあがった状態で使う言葉で、途中の段階では用いません。

まだ資料を作っている途中だ、といったときには用いないのです。

作業の途中で報告を求められたなら、「今はこの段階です」と何の作業をしているのか伝えましょう。


「完成いたしましたので」を使った例文

・『完成いたしましたので、ご確認をお願いいたします』

「完成いたしましたので」の返答や返信例

この後に何かが述べられます。

確認をお願いする言葉が続いたなら、完成したものを確かめてください。

資料の場合ならば、資料の中身に目を通します。

そして、そのものがどうであるのかを伝えます。

これでよいのか、直した方がよいのかなどを伝えるのです。

届けますと伝えられたなら、完成したものが聞き手のところに届きます。

そのものを受け取ったときには「受け取った」と伝えましょう。

そして、受け取ったものを確認します。

完成させてくれたことにはお礼を伝えましょう。

まとめ

この言葉は、何かがすっかりできあがったことを報告するものです。

何かができあがったときには、それを報告しましょう。

そのものを待っている人がいます。

完成したら終わりではなく、報告などその後にも行動をする必要があるのです。