「ご説明願えませんか」という表現法についての解説です。
「ご説明願えませんか」とは?意味
「ご説明願えませんか」は、ビジネスにおいては、説明することを願うという意味です。
ただし、この表現、一見すると敬語の表現で丁寧な言い回しなんですが、断られることを想定していない、もしくは断ることができないという空気を作ることが可能なので、実質命令です。
なので言い替えが望ましく、言い換えるとすれば「ご説明願えましたら幸いです」とまでへりくだって相手にお願いするという方向に表現するのがベストになります。
「ご説明願えませんか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「ご説明願えませんか」は、ビジネスにおいては、相手側に説明を求めるという場合に使用します。
ですが、表現としては、この表現、断られることを想定していない、もしくは断ることができないという方向性にもっていけば、実質命令になるので注意が必要です。
望ましくは、「ご説明願えましたら幸いです」とまでへりくだり、命令ではありませんという表現が最も望ましく、「願えませんか」はまだ、命令に見て取れる部分があり、最も望ましくない表現が「ご説明を」になり、「ご説明を」の場合、決定権が表現に含まれておらず、説明するしかないのでこれはビジネスにおいてはすべきではない表現です。
「ご説明願えませんか」を使った例文
・『なぜ、このような事態になったかご説明願えませんか』
・『在庫が3つばかり消えているのですが、ご説明願えませんか』
「ご説明願えませんか」の返答や返信例
「ご説明願えませんか」に対する返事は、説明をする、これだけにつきます。
あえて説明を放棄した場合、相手側はこちら側が説明ができないことを不審に思うので、ビジネスの席であれば、契約というものに大きくかかわるので絶対に説明をすべきです。
よって、返事は、説明をしてほしいということについて説明をするというのが返事で、そのうえで相手側の納得というものを手ごたえとして感じた場合、相手を納得させたよい説明をしたとします。
まとめ
「ご説明願えませんか」は、相手に説明を求める場合に有効な表現で、相手側が説明せねば自分たちのことを悪く思われると考える場合、とても有効で説明放棄をさせないという表現にもなります。
これをさらに逃げ道をなくしたのが、「ご説明を」になり、こうなれば説明しろと言っているようなもので逃げ道はありません。
ビジネスにおいては、責任問題が生じる事態に陥った場合説明をするという必要性があり、だれが責任を負うかという事態にある場合、「ご説明願えませんか」や、「ご説明を」のほか「ご説明頂きます」という表現があるのです。