「並びに」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「並びに」とは?
「並びに」は、何かを列挙する場合に使用できる言葉です。
これは、「及び」と同じような意味で使用できます。
英語であれば「and」が近い単語になるでしょう。
たとえば、「お名前並びにご住所を記入ください」のように、何かを二つ述べるような場合に使用できます。
これらの二つに優劣はなく、並列の意味で表現できるのです。
また、「住所と名前」のようにするよりも、「住所並びに名前」としたほうが、フォーマルな印象になります。
そのため、「並びに」を使用したほうが、敬語表現との相性がよいとも言えるのです。
「並びに」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「並びに」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、会社のイベントで司会を担当していたとします。
ある部門が優秀賞を受賞したため、ひな壇に集まるようにお願いする事にしたのです。
このような場合には、「部長並びに部員の皆様は、こちらにお集まりください」と述べるとよいでしょう。
これにより、二つの事物を並列で述べる事を、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する場合は、「並びに」の使い方に注意しましょう。
これは「及び」や「と」でも代用できます。
どれも同じような目的で使用できますが、言葉が相手に与える印象は違います。
使用する場面や周囲の文脈に合わせて、上手に使い分けるとよいでしょう。
「並びに」を使った例文
「並びに」を使った例文を挙げます。
例文のように、二つの言葉を「並びに」の前後に配置すると、自然で分かりやすい文章を作成できるのです。
・『こちらの申込書には、お名前並びにご住所を記入ください』
・『部長並びに部員の方は、前方のステージまでお集まりください』
・『こちらの書類には、証券番号並びに契約内容を記載しております』
「並びに」の類語と敬語での言いかえ
「並びに」の類語と敬語を解説していきます。
「並びに」の類似表現
「並びに」の類似表現には、「及び」があります。
「並びに」と「及び」は同じようなニュアンスで使用できる言葉なのです。
「並びに」の敬語表現
「並びに」を単独で敬語にする事はできません。
この言葉を敬語表現にするには、動詞を加えて文章化する必要があるのです。
たとえば、「お名前並びにご住所を記入ください」とすれば、尊敬語を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「並びに」は、何かを列挙する場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。