「お時間を頂きたく存じます」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お時間を頂きたく存じます」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「お時間を頂きたく存じます」の意味を分かりやすく説明していきます。

「お時間を頂きたく存じます」とは?意味

「お時間を頂きたく存じます」は、「相手に用事があり、時間を割いて欲しいとお願いする丁寧な表現」という意味です。

忙しいと相手のスケジュールに自分の用事を付け加えて欲しいと思っている時に使われます。

「お時間を頂きたく存じます」の成り立ちや使われるシーン

「お時間を頂きたく存じます」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。


「お時間を頂きたく存じます」の成り立ち

「お時間を頂きたく存じます」「お時間+を+頂きたく+存じます」で成り立っています。

「お」は相手の動作や状態を敬う接頭辞で、この場合の「時間」「相手の都合」という意味、「を」は助詞、「頂きたく」はどうし「もらう」の謙譲語「いただく」の連用形「いただき」に希望の助動詞「たし」が付いたもので「~もらいたい」という意味、「存じます」「存ずる」の丁寧な表現で「思うこと・考えることの謙譲語」という意味です。

敬語と謙譲語、丁寧語が使われているので、目上の人に使えます。

「お時間を頂きたく存じます」が使われるシーン

「お時間を頂きたく存じます」が使われるのは以下の様なシーンです。

1つ目は、着任や転任のあいさつなどで相手と是非面会したい時です。

2つ目は、相手に是非説明や話を聞いて欲しい時です。

3つ目は、セミナーや懇親会などに是非参加して欲しい時です。

「お時間を頂きたく存じます」の言葉の使い方や使われ方

「お時間を頂きたく存じます」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

『打ち合わせの為に、1時間ほどお時間を頂きたく存じます』

ビジネスで打ち合わせをする為に、1時間ほど時間を割いて欲しい時に使われます。

『会議の後会場にて懇親会が予定されていますので、お忙しい中恐れ入りますが30分ほどお時間を頂きたく存じます』

会議が終わった後懇親会が予定されているので、申し訳ないけれども挨拶などの為に少なくとも30分くらいは残って欲しいとお願いする時に使われます。

「お時間を頂きたく存じます」の類語や言いかえ

「お時間を頂きたく存じます」の類語や言いかえは以下の通りです。

「お時間を頂戴できれば幸いです」

「頂戴」「頂く」を更に丁寧にした言葉で、「頂戴できれば幸いです」とすることで「時間をもらえれば嬉しいです」と相手を立てる表現になります。

まとめ

今回は「お時間を頂きたく存じます」について紹介しました。

「お時間を頂きたく存じます」は、「相手に時間を割いて欲しい時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。