状況の悪化を伝える時に、どう言えばいいか迷うもの。
「難しくなりました」の正しい使い方を見ていきましょう。
「難しくなりました」とは?
「難しい」とは、ある物事をおこなうのに困難なことをいいます。
雲行きが怪しくなってきたこと、状況が大きく変わって実現がハードなことを伝えています。
「難しくなりました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスでは遠回しな表現の方が、好まれる場合があります。
例えば「できません」というと、受けとめる方はきつい言い方に思えます。
一方で「難しくなりました」というと、ストレートな言い方が消えて受けとめる時の衝撃が少なくなります。
一方ですべてに対して「難しくなりました」というと、実現の可能性があってもすぐに諦めてしまう人と印象付けてしまいます。
本当に難しい時、どうやっても実現不可能な時に限定して用いていきましょう。
「難しくなりました」を使った例文
・『資材不足のため、来月の完成が難しくなりました』
・『アルバイトが集まらず、来週のオープンが難しくなりました』
・『急な出張のため、会議の出席が難しくなりました』
「難しくなりました」の類語や敬語での言いかえ
こちらのフレーズの類語、そして丁寧な言い方を見ていきましょう。
「難しくなりました」の類似表現
よく似た言い方に「都合がつかなくなりました」があります。
「都合がつかない」とはやり繰りが、上手くできないことを指します。
「A社に依頼していた大型トラックの手配ですが、先方の事情によって都合がつかなくなりました」のように用います。
「難しくなりました」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「ご期待に添えられそうもありません」があります。
断りの文として「致しかねます」もありますが、これだと角が立ってしまうのでポジティブな表現を選んでいきます。
「色々な手を打ってみましたが、〇〇様のご期待に添えられそうもありません」と使います。
「誠に心苦しいお話ですが」を前に挟んで、丁重に使ってみましょう。
「難しくなりました」の返答や返信例
状況の悪化を聞いたら、冷静に対応しておきましょう。
条件を緩めれば先方がのんでくれそうな場合は代替案を用意します。
「誠に残念ですが、〇〇様のお話たしかに承りました」と応え、必要であれば別案を提示していきましょう。
「よろしければ」と新しい案を切り出していきます。
まとめ
「難しくなりました」の言い方を学びました。
仕事の場に役立ててください。
