敬語力が身につくと、自分に自信がつくもの。
「作成して参りました」の正しい使い方を見ていきましょう。
「作成して参りました」とは?
この場合の「作成」とは資料やプロモーション動画を、事前に準備しておくことをいいます。
ニュアンスとしては「ここに到着する前に、作ってきました」という意味があります。
「作成して参りました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
こちらの敬語は、少々気になるフレーズのひとつ。
本来「参りました」は「来る」の謙譲語として使います。
また平仮名の「まいりました」は補助動詞のため、前にある言葉を補うフレーズとして用います。
この場合は前の「作成する」をサポートしているので「まいりました」と平仮名に直して使います。
「作成してまいりました」で覚えておきましょう。
「作成して参りました」を使った例文
・『昨晩のうちに、作成してまいりました』
・『ご依頼の資料を、作成してまいりました』
・『企画書を作成してまいりました』
「作成して参りました」の類語や敬語での言いかえ
こちらのフレーズの類語と、敬いの言い方を覚えておきましょう。
「作成して参りました」の類似表現
同じような言い方に「お作りいたしました」があります。
「いたす」は「する」の謙譲語としてのニュアンスがあります。
「お願いされていた資料を、お作りいたしました」と伝える際に用いるほか「特別発注のお着物を、お作りいたしました」のように、仕上がりについて述べる時にも使えます。
「作成して参りました」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「ご用意いたしました」や「ご用意させていただきました」も挙げられます。
「作成する」を「ご用意」にかえて「いたしました」あるいは「させていただきました」を加えて用います。
ほんのひと手間ですが、相手を持ち上げる言い方になっています。
相手のために何かをした時に用いてみましょう。
「作成して参りました」の返答や返信例
このような言葉があったら、感謝の表現で返していきましょう。
「ありがとうございます。
恩に着ます」や「かたじけなく存じます」と応じます。
もっとカジュアルに答えたい時は「とても助かりました」と伝えて、頭を下げておきましょう。
まとめ
「作成して参りました」を解説しました。
曖昧な日本語を一刀両断して、自信をつけていきましょう。