この記事では「勝手なお願いで恐縮ですが」という言葉について説明していきます。
「勝手なお願いで恐縮ですが」とは?
頼み事をするときに使う言葉で、この時点では多数決で決めたなどのような、理由がはっきりしていないもののその人に頼るというケースなどで使われます。
「勝手なお願いで恐縮ですが、次回の会議の司会をお願いできないでしょうか」などのような使い方ができます。
また、この言葉を使う側の事情で相手の日程を変えざるを得ないというケース、例えば面接の日程変更で頼むというときなどにも使えます。
「勝手なお願いで恐縮ですが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
接客で店員側が使うことはあまりない言葉ではありますが、パソコンの展示品に触らないで欲しいなど、一般的な店舗にはないその店独自のルールがある場合などでは使わないことはないと言えます。
社内間、会社同士、会社と面接志望者など様々な関係性で使うことがありえますが、イレギュラー、または一般的ではないな状況で使う可能性が高い言葉ではあります。
「勝手なお願いで誠に恐縮ですが」という使い方でより強調することができます。
文書でも発声しても使え、注意を呼びかけるケースでは常に掲示して使うということもあります。
「勝手なお願いで恐縮ですが」を使った例文
・『勝手なお願いで恐縮ですが、14日の面接の予定を延期させて頂けないでしょうか?』
この場合、14日という選択肢は完全になくなっており、それ以降の選択肢が提示されます。
一度は決めた日程なこともあり「勝手なお願いで恐縮ですが」となります。
・『勝手なお願いで恐縮ですが、次の幹事をお願いできないでしょうか。』
交代制で幹事を決めるケースでの使い方で、理由を説明したほうが伝わりますが、明確な理由がないケースもあります。
・『勝手なお願いで恐縮ですが、値上げさせていただくことになりました。』
どちらかと言うと個人経営に近い店で使う値上げを伝える文章です。
「勝手なお願いで恐縮ですが」の類語や敬語での言いかえ
「手前勝手なお願いで恐縮ですが」「申し上げにくいお願いですが」などが類語と言えます。
「勝手なお願いで恐縮ですが」の類似表現
「申し訳ありませんが」であっても類語と言えなくはありません。
ただし「勝手なお願いで恐縮ですが」の方が丁寧ではあります。
「勝手なお願いで恐縮ですが」の敬語表現
もともと敬語ですが、「勝手なお願いで大変恐縮ですが」など強調することが可能です。
「勝手なお願いで恐縮ですが」の返答や返信例
その内容に対して理解したという意図を伝えるしかなく、反論などは無意味になります。
まとめ
勝手なお願いで恐縮ですがという言葉は相手にとって不利であるケースも多い言葉ではあります。
事情を丁寧に説明するのが理想的です。