「精進してまいります」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「精進してまいります」とは?
はじめに「精進してまいります」の意味を解説していきます。
「精進」は「しょうじん」と読み、「専念して取り組む」との意味を持つ言葉です。
これは、仏教用語としても使用され「雑念を払って修行に取り組む」ことを意味します。
このことから「精進」という言葉には、非常にストイックな印象を与える効果があるのです。
また、「まいります」は漢字にすると「参ります」になります。
これは「行く」をへりくだって表現した謙譲語です。
これらのことから「頑張ります」という内容を、丁寧な言葉で表現したのが「精進してまいります」だと言えるのです。
「精進してまいります」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「精進してまいります」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが新たに課長の職についたとします。
部長からは、期待しているから頑張ってくれと、激励の言葉をもらいました。
このような場合には、「精進してまいります」と返答するとよいでしょう。
ここで「精一杯頑張ります」と答えるのは、学生か若手社員でしょう。
役職者ともなれば、「精進してまいります」という丁寧な言葉を、自然に使いこなす必要があるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、少し堅苦しい表現になっていることです。
重厚な表現であるために、軽微な事象に対して使用すると不釣り合いになるのです。
この点に注意して、言葉を選択するのがよいでしょう。
「精進してまいります」を使った例文
ここでは「精進してまいります」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、単独でも使用できますし、冒頭に説明を付与する使い方もできます。
相手や状況に応じて、柔軟に使い分けるのがよいでしょう。
・『精進してまいります』
・『今後も日々精進してまいります』
・『実現できるよう精進してまいります』
「精進してまいります」の類語や敬語での言いかえ
それでは「精進してまいります」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「精進してまいります」の類似表現
まず「精進してまいります」の類似表現について解説します。
「精進して」は「精一杯努力して」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「精進してまいります」の敬語表現
つぎに「精進してまいります」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「精進いたします」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「精進してまいります」は、最上級に丁寧な表現で「頑張ります」を表す方法です。
このような丁寧な表現を自然に使えるようになると、ビジネスにも役に立つことでしょう。
