この記事では「もしくは」という言葉について説明していきます。
「もしくは」とは?
「鉄道もしくはバス」などのように、ふたつの選択肢とつなぐ際に使う言葉で、別の用途ではもしかしたらという意味合いも持っています。
ただしあまり使われる用途ではなく、「もしくは虹が見られるかもしれない」などとすることが出来ますが、「ひょっとしたら」という言葉が使われるケースのほうが多いとは言えます。
漢字では「若しくは」と書きます。
あまりに難しい文字ということはなく、会社内の文章で使うあたりは問題ないでしょう。
「DVDもしくはブルーレイ、配信でみられる」というように、「、」をつけることで選択肢を増やすことができます。
「DVDもしくはブルーレイもしくは配信でみられる」というように、「もしくは」を連続して使うことはできません。
「もしくは」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
選択肢のあるケースで使うという場合が一般的で、「ひょっとしたら」という意味合いで使うことはまずないと言えるでしょう。
接客でも使うことができ、商品を紹介する、選んでもらうという段階などで使うことが出来る言葉です。
前後を敬語にすれば目上の人にも使える言葉ではあります。
「もしくは」を使った例文
・『6人乗りもしくは7人乗りが選択でき、2列めのシートがそれぞれ異なっています』
自動車ディーラーからの紹介という使い方で、この場合ひとつの車種のシート配置違いを説明していることになります。
・『劇場公開もしくは配信で見られます』
コロナウィルスの状況下での表現といえ、映画の劇場公開と配信を同時に行っている例の紹介です。
・『日用品の販売を主たる目的とする店舗又は食堂若しくは喫茶店』
第一種低層住居専用地域の兼用住宅(店舗と住宅を兼ねる建物)の用途地域によっての制限の文章です。
「もしくは」の類語や敬語での言いかえ
「あるいは」「ないしは」「か」などが挙げられ、文章では「、」でも代替ができるとは言えます。
「もしくは」の類似表現
「または」も類似表現と言えます。
別の意味では「ひょっとしたら」が類似表現ですが、「ひょっとしたら」の方が主に使われています。
「もしくは」の敬語表現
敬語でも問題なく使える言葉で、前後の言葉を敬語にすれば使えます。
「もしくは」の返答や返信例
自分が選択したものを答える、またはそれについて聞くというケースが一般的です。
ここで選ばなかった方は商談であればまた候補として蘇ることもありえますが、二度と話題に出ないこともあります。
まとめ
もしくはという言葉は選択肢のある状況で使うのが主な用法で。
ひょっとしたらという意味でも使えなくはないですが現在では通じにくい用法であるのは間違いありません。