「とにかく」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「とにかく」とは?
はじめに「とにかく」の意味を解説していきます。
「とにかく」という言葉は良く使います。
しかし、漢字で「兎に角」と書くことは驚く人も多いでしょう。
しかもこれは、PCで入力しても変換される漢字なのです。
それでは「ウサギに角」とは何を意味しているのでしょう。
これは、角が生えたウサギはいない。
つまり、「ありえない」を意味していたようです。
しかし、現代で「とにかく」とした場合は「事情や経緯はさておいて」や「何としても」などの意味で使われることが多い言葉です。
「とにかく」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「とにかく」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが上司と会話していたとします。
新しく発売した製品に対して、問い合わせが多すぎるのです。
そして上司とその原因や対策を会話していたのです。
しかし、このような場合には、「とにかく、電話対応するしかありません」と述べるとよいでしょう。
ここでは、電話が多すぎるなどの事情や原因はさておいて、まずは目の前の事に対応しましょうとの意味で「とにかく」を使用しているのです。
この言葉を使う場合の注意点は、漢字変換しないことです。
たまにメールなどで「兎に角」と書いてある人を見かけますが、「とにかく」と仮名表記するほうが分かりやすく一般的です。
あまりに気をてらった表現にするのは、好ましくないのです。
「とにかく」を使った例文
ここでは「とにかく」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、文章の冒頭で使うのが最も一般的な使用方法です。
あとは、状況に応じて柔軟に使い分けるとよいでしょう。
・『とにかく、まずは分析しましょう』
・『とにかく、あの日の事を思い出すしかない』
・『とにかく、そんなことは忘れるべきです』
「とにかく」の類語や敬語での言いかえ
それでは「とにかく」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「とにかく」の類似表現
まず「とにかく」の類似表現について解説します。
「とにかく」は「ともかく」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「とにかく」の敬語表現
つぎに「とにかく」を別な敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「さておきまして」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「とにかく」は、経緯や状況をリセットして考える場合に使える表現です。
上手に使用すると効果を発揮する言葉なので、しっかり覚えておくとよいでしょう。