この記事では、「楽しんでいただけたら幸いです」の意味を分かりやすく説明していきます。
「楽しんでいただけたら幸いです」とは?意味
「楽しんでいただけたら幸いです」は、「イベントを企画した側が、相手に楽しんでもらえたのなら嬉しいと思っていることを伝える丁寧な表現」という意味です。
自分が主催や企画をしたイベントに集まってくれた人に気配りをする時に使われます。
非常に丁寧でかつ親しみのこもった言い方ですが、「いただけたら」が「謙譲語+たら」で中途半端ですので、丁寧語を加えて「いただけましたら」にした方が良いでしょう。
「楽しんでいただけましたら幸いです」の成り立ちや使われるシーン
「楽しんでいただけましたら幸いです」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。
「楽しんでいただけましたら幸いです」の成り立ち
「楽しんでいただけましたら幸いです」は「楽しんで+いただけまし+たら+幸い+です」で成り立っています。
「楽しんで」は動詞「楽しむ」の連用形「楽しみ」が撥音化した「楽しん」に助詞「で」が付いた連語、「いただけまし」は動詞「もらう」の謙譲語「いただく」に丁寧語「ます」の連用形が付いた連語、「たら」は仮定の助動詞、「幸い」は「自分にとって望ましくありがたいこと」という意味、「です」は丁寧語です。
謙譲語と丁寧語が使われていますので、目上の人に使えます。
「楽しんでいただけましたら幸いです」が使われるシーン
「楽しんでいただけましたら幸いです」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、自分がホストとしてパーティーやイベントを開いた時に、参加者に対して感謝を述べる時です。
2つ目は、自分が作った作品を人に見て貰う時です。
3つ目は、自分が特にお勧めする趣味や娯楽などに人を誘った時です。
「楽しんでいただけましたら幸いです」の言葉の使い方や使われ方
「楽しんでいただけましたら幸いです」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
『パーティーを楽しんでいただけましたら幸いです』
自分がホストとして開催したパーティーに参加した人に、お礼を述べる時に使われます。
『作品を楽しんでいただけましたら幸いです』
映画やドラマの関係者が、観客や視聴者に対して見てくれたお礼を述べる時に使われます。
「楽しんでいただけましたら幸いです」の類語や言いかえ
「楽しんでいただけましたら幸いです」の類語や言いかえは以下の通りです。
「お楽しみいただければ幸いに存じます」
「お・ご~いただく」は、セットで「行為の対象となる人物を敬い、感謝の意を述べる」という使い方になり、二重敬語ではありません。
「存じます」は「思う」の謙譲語で、より丁寧な表現になります。
まとめ
今回は「楽しんでいただけましたら幸いです」について紹介しました。
「楽しんでいただけましたら幸いです」は、「自分が企画したイベントに参加してくれた人へ感謝の意を述べる時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。