この記事では「機会がございましたら」について解説をします。
「機会がございましたら」とは?意味
何かを行うのに別の時の都合がよい場合があったなら、といった意味です。
何かを断るときに添える言葉です。
「機会」には、物事をするのにちょうどよいとき、チャンスという意味があります。
たとえば、旅行会社がツアー料金を引き下げたので、行きたかった旅行に行けそうだというときのことを「旅行に行く絶好の機会」などといいます。
「ございましたら」は「ございます」と「たら」をつなげた言葉です。
「ございます」は「ある」の丁寧な意で、物が存在する、物事が発生するという意味を持っています。
「たら」は、不確かな気持ちを表す語です。
「機会がございましたら」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
相手からの依頼を何でも受け入れられるわけではなく、ときには断らなければならないことがあります。
強い態度で断ると角が立つ心配があります。
この言葉は断るときに用いるもので、結びのあいさつとして使用をします。
たとえば、ある事柄について提案があったとします。
提案された側はこれに応じることができません。
そういった場合に、「今回は見送る」など断りの言葉を述べ、それとともにこの言葉も述べます。
このような言葉を添えることで、「また声をかけてください」「関係を完全に断つわけではありません」という気持ちが伝わり、角が立ちにくいです。
こういった言葉を用いずに断りの言葉だけを伝えると、次につながりません。
しかし、一言添えればまた次の可能性があります。
購入したいという人に対して述べる場合もありますが、それほど頻繁に使用するものではありません。
この場合、商品の在庫がなくて相手が求めるものを渡せないのなら、在庫がないことを伝え、謝罪の言葉を述べます。
そして「機会」という言葉は用いずに、「これからもよろしくお願いします」などの言葉を添えます。
「機会がございましたら」を使った例文
・『機会がございましたら、またお声をかけてください』
「機会がございましたら」の返答や返信例
断るときに用いられることの多い言葉で、こちら側の要求や提案が断られています。
メールを受け取った場合には、了承したことを伝えるメールを返信します。
返信をしないと、了承をしたことが相手に伝わりません。
もう一度考え直して欲しいメールを送ってもよいでしょう。
ただし、しつこくならないように気をつけます。
まとめ
はっきりと断ると角が立ち、今後の取り引きなどが続かなくなってしまう心配があります。
この言葉のようなものを用いると、これからも関係を続けていきたいという気持ちが伝わります。