「そのかわり」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「そのかわり」とは?
はじめに「そのかわり」の意味を解説していきます。
「そのかわり」は「もともとの想定の代わりに」という意味で使用される言葉です。
この言葉は、ビジネスでも使用できる言葉です。
ビジネスは、大昔にさかのぼれば物々交換です。
つまりは「これをあげるので、そのかわりにこれをください」との繰り返しが、ビジネスの歴史と言えるのです。
ですので、価値の交換、金銭の交換、製品や部品の交換など、ビジネスにおける様々な場面で使用できるといえるのです。
「そのかわり」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「そのかわり」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが取引先と条件交渉していたとします。
Aの条件は妥協できますが、Bの条件は許容できませんでした。
このような場合には、「Aの条件は承諾します。
そのかわりBの条件は見直しください」と述べるとよいでしょう。
これにより、あなたが交換条件としてAを承諾したことが相手に伝わるはずです。
言い方を変えれば、Bの見直しをしない限りは、Aは承諾しないとも言えるのです。
この言葉を使う場合の注意点は、日常会話レベルの表現であることです。
ビジネスで使用する場合は、「代替として」とのフォーマルな言い換えが可能なので、検討するとよいでしょう。
「そのかわり」を使った例文
ここでは「そのかわり」を使った例文を挙げていきます。
例文のように、並列で表現することも可能ですし、前置きのように使用することもできます。
・『Aは承諾します、そのかわりBは承諾できません』
・『そのかわり、条件を緩和してください』
・『そのかわり、入国を許可してください』
「そのかわり」の類語や敬語での言いかえ
それでは「そのかわり」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「そのかわり」の類似表現
まず「そのかわり」の類似表現について解説します。
「そのかわり」は「代替として」と言い換えられます。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
なお、こちらの方が、よりフォーマルな表現に聞こえるはずです。
「そのかわり」の敬語表現
つぎに「そのかわり」を敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
たとえば「代わりと言うのも恐縮なのですが」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「そのかわり」は、平易な表現ながら様々な場面で使用できる言葉です。
ビジネスでも使用する機会の多い言葉なので、しっかり覚えておくとよいでしょう。