「お力になれず申し訳ありません」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「お力になれず申し訳ありません」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「お力になれず申し訳ありません」の意味を分かりやすく説明していきます。

「お力になれず申し訳ありません」とは?意味

「お力になれず申し訳ありません」は、「相手の役に立てずに申し訳ないと思い、お詫びする丁寧な表現」という意味です。

相手から頼みごとや協力願いなどがあり、何とかしてあげたい気持ちはあっても、組織として動けなかったり、やむを得ない事情などがあり、何の役にも立てずに申し訳ないと思う時の表現です。

「お力になれず申し訳ありません」の成り立ちや使われるシーン

「お力になれず申し訳ありません」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。


「お力になれず申し訳ありません」の成り立ち

「お力になれず申し訳ありません」「お力+に+なれず+申し訳ありません」で成り立っています。

「お」は自分の動作をへりくだる接頭辞、「力」「助けとなるもの」という意味、「に」は助詞、「なれず」は動詞「なる」の否定形で「実現できない」という意味、「申し訳ありません」「申し訳ない」の丁寧な表現です。

謙譲語と丁寧語が使われているので目上の人に使えます。

「お力になれず申し訳ありません」が使われるシーン

「お力になれず申し訳ありません」が使われるのは以下の様なシーンです。

1つ目は、相手から協力や支援をお願いされてお断りする時です。

2つ目は、相手からコネや根回しなどを頼まれていたけれども、自分の意見が通らなかった時です。

3つ目は、相手が困っていると知りながら何もできない時です。

「お力になれず申し訳ありません」の言葉の使い方や使われ方

「お力になれず申し訳ありません」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

『コンペの審査についてお力になれず申し訳ありません』

大切なコンペである企業から根回しをお願いされていたものの、結局違う企業の案に決まった時に使われます。

『融資に関してですが、お力になれず申し訳ありません』

経営不振などの理由により、金融機関が企業に融資を断る時に使われます。

「お力になれず申し訳ありません」の類語や言いかえ

「お力になれず申し訳ありません」の類語や言いかえは以下の通りです。

「この度はご希望に添うことができずに大変申し訳ございません」

相手が思った通りの結果にならない、相手からのお願いをお断りするなど、相手の望み通りにならない時に使われます。

まとめ

今回は「お力になれず申し訳ありません」について紹介しました。

「お力になれず申し訳ありません」は、「相手の役に立てないことに対して申し訳ないとお詫びする丁寧な表現」と覚えておきましょう。