曖昧な理解で終わっている、日本語もあるもの。
間違えやすいのが「最期になりましたが」というフレーズです。
正しい言葉と併せて、学んでいきましょう。
「最期になりましたが」とは?意味
「最期になりましたが」とは、話の終わりに締めとして用いる言い方です。
スピーチの表現のひとつで「このひと言で、この話を終わりにします」というニュアンスがあります。
一方で「最期」の漢字は正しくは「最後」が正解。
「最期」は命が尽きてしまうという残念な意味があるので、正しい漢字に修正してお礼の言葉に変えてみてください。
「最後になりましたが、今までお世話になりました」や「最後になりましたが、本日はありがとうございました」のように、会場にいる方にお礼のひと言を伝えたい時に用いてみましょう。
「最期になりましたが」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「最期になりましたが」は先述のとおり「最後になりましたが」に漢字を変えて用いていきます。
またスピーチやビジネスメール、手紙の冒頭ではなく、終わりに使います。
先ほどまで話していた内容とガラッと話の本筋を変える時、またはお礼の気持ちをひと言加えたい時に使ってみましょう。
またこの言葉の後に付け加えるフレーズは、ネガティブよりポジティブな言葉を選んでおくこと。
終わり良ければ総て良しのように、雰囲気のいい文になるはずです。
「最期になりましたが」を使った例文
・『最後になりましたが、今まで応援してくれてありがとうございました』
・『最後になりましたが、長時間お聞きいただき御礼申し上げます』
・『最後になりましたが、これからも宜しくお願いいたします』
「最期になりましたが」の返答や返信例
こちらの文はおまけ、付け加えとして用いられています。
スピーチの場合は温かい拍手を、個人宛に送られたビジネスメールであれば「こちらこそ、お世話になりました」や「こちらこそ良い経験を積ませてもらい、感謝しております」などお礼の言葉を添えてみましょう。
まとめ
「最期になりましたが」について解説しました。
打ち間違えしやすい文言ですが、正しくは「最後になりましたが」が正解です。
正しい敬語を選んでみてください。