この記事では、「ご期待に添う結果とならず」の意味を分かりやすく説明していきます。
「ご期待に添う結果とならず」とは?意味
「ご期待に添う結果とならず」は、自分たちで出した結果が、相手の思い通りにならなかったことを伝える丁寧な表現です。
「ご期待」の「ご」は尊敬語の接頭辞、「添う」は「目的どおりになる」「願望がかなう様にする」という意味、「結果とならず」の「ず」は打消しの意味です。
「添う」は「沿う」と書いても誤りではありません。
2つの違いは、「添う」が「側にくっついていること」という意味、「沿う」が「従っていくこと」という意味です。
相手の期待を裏切ることを伝える表現で、謝罪の言葉などは後に続く文章で補います。
目上の人や社外の人に使っても問題ありません。
「ご期待に添う結果とならず」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意
「ご期待に添う結果とならず」が使われるのは以下の様なシーンです。
1つ目は、社内で検討した結果、相手との商談が成立しなかった時です。
2つ目は、相手の為にと力を貸したものの、成功しなかった時です。
3つ目は、選ばれて着いたポジションで良い成績を出せあなかった時です。
4つ目は、面接や試験で不採用となった人へ連絡する時です。
相手をがっかりさせることになりますので、丁寧にお詫びの言葉を加えて使いましょう。
「ご期待に添う結果とならず」の言葉の使い方や使われ方
「ご期待に添う結果とならず」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。
・『弊社にて慎重に検討いたしましたが、ご期待に添う結果とならず誠に申し訳ございません』
・『力を尽くしましたが、ご期待に添う結果とならず大変申し訳なく存じます』
・『弊社にて慎重に選考を重ねましたが、ご期待に添う結果とならず大変申し訳ございません』
「ご期待に添う結果とならず」の類語や言いかえ
「ご期待に添う結果とならず」の類語や言いかえは以下の通りです。
「ご期待に添えず」
「結果」という言葉がなくても十分に意味は通じます。
「ご意向に添う結果とならず」
「意向」は「心の向かうところ」という意味で、相手の思惑に反した結果になったことを表します。
「ご期待に添う結果とならず」の英語表現
「ご期待に添う結果とならず」の英語表現は以下の通りです。
“We regret to inform you that~”
「あなたに伝えることが残念ですが~」になり、これで思い通りの結果にならないことを意味します。
「regret」の代わりに「be sorry」を使うこともあります。
まとめ
今回は「ご期待に添う結果とならず」について紹介しました。
ビジネスや日常で正しく使える様に覚えておきましょう。