この記事では「厳正な選考の結果」について解説をします。
「厳正な選考の結果」とは?意味
厳しい基準で選び出した最終的な状態という意味です。
合否を伝えるときの言葉です。
「厳選」には、厳しい基準で選ぶという意味があります。
「厳選した素材を使用」と謳う食品がありますが、これは厳しく選んだ素材を用いていることを表します。
「選考」は、能力や人柄などをよく調べてふさわしい人を選ぶ出すという意味です。
選び出すものは人で、物ではありません。
「結果」は、ある原因や状態から生まれた最後の状態という意味です。
「厳正な選考の結果」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
採用・不採用を伝えるときに用います。
就職活動をしている人に対して使われます。
企業に就職するためには試験を通過しなければなりません。
試験を受ける人は多く、選ばれる人は限られた人だけです。
試験を受ける人が少ない場合でも、企業にとってふさわしいと判断されなければ採用されません。
採用・不採用は、試験後に伝えられます。
その日のうちに伝えられることもあれば、数日後ということもあります。
不採用を伝える際に、一方的に「だめでした」と伝えると相手を傷つける恐れがあります。
「よく考えた結果なのです。
仕方のないことですが申し訳ありません」といった意味を込めて、この言葉が用いられます。
不採用の場合、この言葉の後に「今回は採用を見合わせていただきます」などの言葉が続きます。
採用のときにも使用されます。
採用の場合は「採用が決定いたしました」などの言葉が続きます。
1次選考を通過して、次に2次選考がある場合には、次の試験の日程も伝えます。
「選考」は、能力や人柄などをよく調べて、ふさわしい人を選ぶという意味です。
そのため、取引先からいくつかの案を提示され、その案の採用・不採用を伝える際などには使用しません。
案は人ではないからです。
「厳正な選考の結果」を使った例文
・『厳選な選考の結果、今回は採用を見合わせていただくことになりました』
「厳正な選考の結果」の返答や返信例
不採用だったときは、手紙の場合は返事をしません。
結果に不満を感じるかもしれませんが、なぜ不採用なのかなどの問い合わせはしません。
電話での連絡の場合には、試験を受けさせてくれたことや、結果の連絡をくれたことなどに対してお礼を述べてもよいでしょう。
採用の結果を電話でもらった場合には、選んでくれたことへのお礼を述べます。
採用の結果通知の際にその後のことが伝えられるはずなので、その通りのことをします。
まとめ
不採用は伝えにくい事柄ですが、伝えなければならないものです。
その際にこの言葉を用います。