「見送らせていただくことになりました」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「見送らせていただくことになりました」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「見送らせていただくことになりました」の意味を分かりやすく説明していきます。

「見送らせていただくことになりました」とは?意味

「見送らせていただくことになりました」は、「既に決まっていたものごとに関して、やむを得ない事情により中止・延期する時の丁寧な表現」という意味です。

延期になるか完全に取りやめるかまでの意味は含まれていません。

「見送らせていただくことになりました」の成り立ちや使われるシーン

「見送らせていただくことになりました」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。


「見送らせていただくことになりました」の成り立ち

「見送らせていただくことになりました」「見送らせていただく+こと+に+なりました」で成り立っています。

「見送らせて」は動詞「見送る」に謙譲語の「させていただく」が付いた言葉で、「今行うのは不利と考えてそのままにしておく」という意味、「こと」「その事柄」という意味、「に」は助詞、「なりました」は動詞「なった」の丁寧語です。

謙譲語と丁寧語が使われていますので、目上の人や社外の人にも使えます。

「させていただく」は、「相手の許可が必要な時」「何らかの要望による時」には誤用でないとされています。

「見送らせていただくことになりました」が使われるシーン

「見送らせていただくことになりました」が使われるのは以下の様なシーンです。

1つ目は、予定していた企画やイベントがやむを得ない理由により中止になった時です。

2つ目は「自分が参加を予定していたイベントに、やむを得ない理由で参加できなくなった時です。

3つ目は、採用試験などで、不採用になった人へその旨を通知する時です。

「見送らせていただくことになりました」の言葉の使い方や使われ方

「見送らせていただくことになりました」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

『今回のセミナー参加は見送らせていただくことになりました』

仕事の都合などでやむを得ず参加が出来なくなった時に使われあます。

『新商品の発表を見送らせていただくことになりました』

ライバル社との兼ね合いや、市場の様子が良くないなどの理由により、新商品の発表を延期する時に使われます。

「見送らせていただくことになりました」の類語や言いかえ

「見送らせていただくことになりました」の類語や言いかえは以下の通りです。

「今回は差し控えさせていただくこととなりました」

感染症の拡大や、プライベートな事情など、やむを得ない理由により行動できない時に使われます。

まとめ

今回は「見送らせていただくことになりました」について紹介しました。

「見送らせていただくことになりました」「やむを得ない理由により中止・延期する時の丁寧な表現」と覚えておきましょう。