この記事では「より一層努力して参ります」について解説をします。
「より一層努力して参ります」とは?意味
一段と努力をしていくという意味です。
力を尽くして励む気持ちを表しています。
「より」には、一段と程度が上がるさまという意味があります。
「より寒くなる」という場合だと、今よりも一段と寒さの程度が強くなることを表します。
「一層」は、程度が一段あがるさまという意味です。
「努力」には、ある目的を成し遂げるために力の限りを出すことという意味があります。
「参ります」は敬意を表す言葉です。
「より一層努力して参ります」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
今よりももっと力を尽くして励む気持ちを表すときに用いる言葉です。
「参ります」は敬意を表す言葉なので、目上の人に対して使用することができます。
下の者に「参ります」とはいわないので、この言葉は自分よりも下の立場のものには用いません。
ただし、大勢の前で決意表明をするときには、そこに下の立場の者がいても用います。
たとえば、業績をあげて大勢の前で表彰されたとします。
表彰される人は、前に出て挨拶の言葉を述べることでしょう。
そのときに、これからも努力を怠らない、できる限りの力を出すという意味で、この言葉が述べられることがあります。
普段、仕事に熱心でない人でも用いることができます。
今までは仕事に熱心ではなかったけれど、これからは仕事に励みますという気持ちを表すときの言葉です。
言葉だけ述べても聞き手には気持ちは伝わりにくく、態度で示すことも重要です。
やる気がなさそうな態度で述べては、「本当に努力するつもりはあるのか」と思われてしまいます。
姿勢を正してハキハキとした声で述べれば、気持ちが伝わることでしょう。
言葉でやる気を示したなら、行動が伴うことも大切です。
言葉だけ述べて行動が伴わなければ、口だけの人だと思われてしまいかねません。
「より一層努力して参ります」を使った例文
・『今後もより一層の努力をして参ります』
「より一層努力して参ります」の返答や返信例
話し手はやる気を示しているので、応援するような言葉をかけます。
相手のやる気をそぐようなことは言ってはなりません。
上司であれば「期待している」などの言葉をかけるとよいでしょう。
大勢の前で述べているなら、拍手で答えたり、代表者が返答をしたりします。
ひとりひとりが返答をする必要はありません。
まとめ
力を尽くして仕事に励む気持ちを表すときに用いる言葉です。
敬意を表す言葉を使用しており、目上の人に対して使用問題ありません。
大勢の前で使用するにも適切な言葉です。
丁寧な言葉を使用し、態度が伴えば、気持ちが伝わることでしょう。