「大変貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「大変貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「大変貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず」について解説をします。

「大変貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず」とは?意味

大切な時間を使ってくれたのに、という意味です。

「大変」は程度のはなはだしいさまを表します。

「貴重」は非常に大切であるさまです。

「お時間」は、相手を敬って「時間」をいう語です。

「割い」「割く」のことで、やりくりをして他の用に充てるという意味があります。

「いただい」「いただく」を指し、「もらう」の謙譲語で、他人の行為によって自分が利益を受ける意を表します。

「かかわらず」は、なのにそれでもという意味です。

「大変貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、せっかく時間を使ってくれたのに、相手の期待に応えられないときに用います。

たとえば、内定を辞退するときに用います。

内定をもらうまでに、履歴書を読んでもらったり、面接をしてもらったりと、時間を使ってもらっています。

採用する側は他の人たちの面接などをしなければならないし、採用以外の仕事もあります。

やるべきことが多い中、貴重な時間を使ってくれているのです。

採用をする側は「ぜひとも内定を受けて欲しい」という気持ちを持っていることでしょう。

それを断るときには、相手の気持ちに配慮をしなければなりません。

この言葉は相手の気持ちに配慮をしています。

断りにくいかもしれませんが、断る意をはっきり示さなければなりません。

曖昧にしてしまうと、どう判断してよいのか相手を困らせてしまいます。


「大変貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず」を使った例文

・『大変貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず、このようなお返事となり申し訳ございません』

「大変貴重なお時間を割いていただいたにもかかわらず」の返答や返信例

相手が伝える事柄を受け入れられるならば「わかりました」の意を伝えます。

内定の辞退を受けた場合でも、今後その人とどこかでかかわりがあるかもしれないので、丁寧なやり取りを心がけましょう。

内定を辞退したいようだけれど引き止めたい場合は、考えるようにお願いをしてみてください。

「あなたが必要だ」という気持ちが伝われば、考えを変えてくれる可能性があります。

しかし相手にも事情があるので、無理に引き止めるのは望ましくありません。

まとめ

この言葉は、わざわざ時間を作ってくれたのに、相手の期待に応えられないときに用いるものです。

相手は貴重な時間を無駄にしてしまったと思うかもしれません。

そのような気持ちに配慮をしましょう。