相手の意見に異議を唱えたい時もあります。
「異なる」にまつわる、ビジネス敬語を見ていきましょう。
「異なる」とは?
違いがあること、そうでは無いことを表現しています。
認識が間違っていること、用意したい品物では無かったことなど、様々なシチュエーションを思い浮かべます。
こちらの思いとは相違があること、おかしな点が見えることが「異なる」といえるでしょう。
「異なる」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「異なる」には「異質」という、相容れないものというニュアンスがあります。
そのため仕事の場で「それは異なります」というと、強く響きすぎてしまうことも。
こちらの思いよりも強く聞こえてしまい、上手くいくはずの商談や取引が台無しになることがあるかもしれません。
他の柔らかい言い回しも心得ておき、場に応じた上手いやり取りに繋げていきましょう。
「異なる」を使った例文
・『注文した商品とは、異なる物が送られてきました』
・『先日のお話とは異なるようですので、ご確認をお願いいたします』
・『異なる場所に転送されておりますので、至急ご確認ください』
「異なる」の類語や敬語での言いかえ
同じような言い方と、敬いの表現を見ていきましょう。
「異なる」の類似表現
他の言い回しに「相違」もあります。
おかしな点がないか、先方に確認を求める時によく用いられています。
「お送りした内容に、相違はございませんか」と尋ねるなど、状況確認したい時に使ってみましょう。
「何かございましたら、お気軽にご連絡ください」とすると、相手が異を伝えやすい雰囲気になります。
「異なる」の敬語表現
さらに丁寧な言い方に「齟齬」もあります。
ビジネスシーンで幅広く使われていて、こちらの意見と相手の意見に溝がある時に用いられています。
「先日の打ち合わせとは、齟齬がございます」と伝えるほか「事前にご説明いただいた内容と、残念ながら齟齬が生まれております」のように言いにくいことを伝えたい時に用いられています。
「異なる」の返答や返信例
「異なる」は思っていた内容と、違う事実をいいます。
先方から「異なります」と伝えられたら、丁寧な対処をしておきましょう。
間違いがあれば素早く認めて「こちらの不手際により、ご迷惑をおかけいたしました」と謝罪します。
まとめ
「異なる」について解説しました。
その他の言い方も学んで、仕事の場に役立ててください。
