この記事では「今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」について解説をします。
「今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」とは?意味
これからも教え導いたり、励ましたりしてくれるようにお願いします、という意味です。
「今後」は、今よりも未来のことをいいます。
「ご指導」「ご鞭撻」は、「ご」を使ってその行為をする人に敬意を表す形にしています。
「ご」をつけると、その行為をする人に敬意を表す言い方になります。
「鞭撻」は「べんたつ」と読み、力を尽くすように励ますことという意味があります。
「ほど」は断定を避けて柔らかく伝えるときに用いる語です。
「いたし」は「する」の謙譲語になります。
「今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、結婚式のスピーチや取引先へのあいさつなどの際に使用されます。
結婚式のスピーチの際に、自分の上司を招待しているようなら、新郎がこの言葉を使うこともあります。
自分が教えてもらう立場のときに使う言葉で、教える立場の人は使用しません。
新入社員はわからないことばかりなので、これから先輩や上司に指導をしてもらうことになるでしょう。
しかし、この言葉は「今後とも」と「も」を使用しているので、以前から指導をしてもらっていることになります。
新入社員は以前には指導をしてもらっておらず、これから新しく指導をしてもらうことになります。
そのため、新入社員の場合は「今後とも」の部分を使わずにこの言葉を伝えます。
そして、関係が続く相手に伝える点にも気をつけてください。
一時的な関係のときには用いません。
「今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」を使った例文
・『お役に立てるように努力してまいります。今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします』
「今後ともご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」の返答や返信例
結婚式のスピーチのときならば、スピーチが終わったときに拍手をします。
反応がないとスピーチをした人は戸惑ってしまうので、反応をするようにしましょう。
取引先へのあいさつの場合は、こちらからも「よろしく」の意を伝えます。
「よろしく」の意を伝えると好意を示すことができ、これからも良好な関係を保っていきやすくなります。
この言葉に対して「それはできません」と返すことはしません。
まとめ
この言葉は、これまで関係があった人に対して、これからも教え導いてもらいたいという意味で用います。
これから新しく教え導いてもらうときは、「今後とも」は使いません。
新入社員が述べるときは、「今後とも」の部分はなくして伝えます。