「ほとほと感心する」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「ほとほと感心する」とは?
これは、何かにとても感心するような状況で使用される言葉です。
ただし、「ほとほと」は、程度が甚だしいことに呆れるような様子を表すものになります。
つまり、強調表現ではあるものの、少し皮肉めいたニュアンスで使用されることの多い言葉なのです。
たとえば、「彼の頑張りにはほとほと感心する」のような使い方ができます。
このようにすると、「感心する」というポジティブな表現に、程度が甚だしすぎて呆れるような印象を付け加える事ができるのです。
これらのことから、この言葉が、何かにとても感心するような状況で使用されるものであると分かるのです。
「ほとほと感心する」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
たとえば、ライバル企業に営業戦略で後れを取っていたとします。
そしてその会社は、異常なほどに営業力強化にリソースを投入していたのでした。
このような状況で、「あの会社の営業力には、ほとほと感心する」と言うとよいでしょう。
これによって、営業力にとても感心するような様子を、上手に表現できるのです。
この言葉を使うときは、「ほとほと感心する」の表現方法に注意するべきです。
これは「ほとほと感心します」で丁寧語になります。
これを「いたします」にすれば謙譲表現にできるのです。
さらに「とても感心する」のように言い換える方法もあります。
このように、同じような意味でも、複数の表現手段が存在します。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「ほとほと感心する」を使った例文
ここではいくつかの例文を挙げています。
このように、感心する対象を先に述べると、自然で分かりやすい表現にできるのです。
・『彼の頑張りには、ほとほと感心する』
・『あの会社の営業力には、ほとほと感心する』
・『彼らの技術力には、ほとほと感心する』
「ほとほと感心する」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「ほとほと感心する」の類似表現
これの類似表現として、「頭が下がる」が挙げられます。
「ほとほと感心する」と「頭が下がる」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
「ほとほと感心する」の敬語表現
この言葉を別な敬語表現にすると、たとえば「ほとほと感心いたします」に言い換えることが可能です。
まとめ
このように、何かにとても感心するような状況で、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使える言葉になっていますので、しっかりおぼえて活用することをおすすめします。