この記事では「発表させていただきます」について解説をします。
「発表させていただきます」とは?意味
ある事柄を知らせます、という意味です。
「発表」には、世間に向かって知らせること、表向きに知らせること、またその知らせという意味があります。
他の人たちが知らないことをはじめて知らせることをいいます。
「させていただき」は「させていただく」のことで、相手の許しを求めながら、ある行為を遠慮しながら行う意を表します。
「ます」は敬意を表す語です。
「発表させていただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、他の人たちが知らない事柄を明らかにするときに用います。
たとえば、授賞式のときです。
今年一年の成績がよかった人を表彰することになりました。
誰が成績がよかったのか、司会者以外の人は知りません。
他の人たちが知らない事柄をはじめて明らかにするのです。
そのときに、司会者の人がこのような言葉を使用します。
「させていただきます」で許しを求めています。
許しを得る必要がないときならば、「発表いたします」とします。
「いたし」は「する」の謙譲語で、この形でも敬意を示すことができるので失礼にはなりません。
「発表」は人々が知らない事柄をはじめて表向きに知らせることで、個人的に情報を伝えることではありません。
情報を伝えるという意味では「お知らせ」などの言葉を使用します。
何かを発表するときに、いきなり述べ始めると聞き手は驚いてしまいます。
他の人たちが知らない事柄を知らせるので、何を話しているのか理解できないことでしょう。
そういったことがないように、発表をするときには前置きをしておきます。
前置きをしておけば、これから何が知らされるのかある程度わかり、伝えられる事柄を理解しやすくなります。
「発表させていただきます」を使った例文
・『これから○○について発表させていただきます』
「発表させていただきます」の返答や返信例
何かが知らされるので、それを聞いていましょう。
多くの人の前で伝えていることが多く、その場合は返答をする必要はありません。
発表の妨げにならないように静かにしていましょう。
授賞式の場合だと、名前をあげられた人が壇上に上がったり、その場に立ったりすることがあります。
どのようにするのかは、そのときによって異なるので、司会者の指示に従ってください。
まとめ
この言葉は、人々が知らない事柄を表向きに知らせるときに用います。
会議の場や授賞式など、人が集まる場で使われる言葉です。
発表をするときに前置きとして述べておくと、伝える事柄をそれを聞く人たちが理解しやすくなります。