「二度といたしません」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「二度といたしません」とは?
はじめに「二度といたしません」の意味を解説していきます。
「いたす」は「する」の謙譲語です。
このことから「二度といたしません」は、「二度としません」の意味を持ちます。
しかし、「二度としません」という表現は、子供のセリフのようです。
そこで大人は「二度といたしません」を使うのです。
それでは、この言葉はどのような場面で使用されるのでしょうか。
これは一度目の過失の場面で、謝罪の場面で使われます。
しかし不思議な事に、三度目の同じ失敗であっても使えます。
そのため、毎回「今回」を一度目として「二度といたしません」とできるため、厳密には「次はいたしません」に近い意味で使用できるのです。
「二度といたしません」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「二度といたしません」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、あなたが社用の携帯電話を紛失したとします。
厳重注意を受け、始末書も提出しました。
そしてあなたは、上司に「このようなことは二度といたしません」と、決意表明するとよいでしょう。
この言葉は、反省の意味も込められているので、便利と言えば便利です。
この言葉を使う場合の注意点は、反省の意味はあるが、謝罪の言葉はないことです。
相手によって、じょうきょうによっては、先に謝罪の言葉を述べたほうがよい場合もあります。
使用する場合には、この点に注意しておくとよいでしょう。
「二度といたしません」を使った例文
ここでは「二度といたしません」を使った例文を挙げていきます。
例文のように単独での使用も可能ですし、説明を追加して使用することもできます。
状況に応じて、柔軟に使い分けるのがよいでしょう。
・『二度といたしません』
・『このような事は、二度といたしません』
・『同じ過ちは、二度といたしません』
「二度といたしません」の類語や敬語での言いかえ
それでは「二度といたしません」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「二度といたしません」の類似表現
まず「二度といたしません」の類似表現について解説します。
「二度と」は「金輪際」との言い換えが可能です。
意味は概ね同じですが、大げさな表現にはなってしまいます。
「二度といたしません」の敬語表現
つぎに「二度といたしません」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「二度としません」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「二度といたしません」という表現は、反省の気持ちを表すのに便利な言葉です。
ただし、状況によっては、先に謝罪の言葉を伝えるべきケースもあるので、注意するとよいでしょう。