この記事では「どうぞお掛けになってお待ちください」について解説をします。
「どうぞお掛けになってお待ちください」とは?意味
ある人や物事がやってくるまで座って時間を過ごしていてください、という意味です。
「どうぞ」は、相手に物事をすすめたり、許可を与えたりするときに用いる語です。
この場合は、お掛けになるようにすすめています。
「お掛け」は「かける」を相手を敬う表現にしたものです。
「かける」には、物のある部分を他の物の上に置いて支えるという意味があります。
この場合は座るという意味で用いています。
「お待ち」は「待つ」を敬意を表す形にしています。
「ください」は、何かをするように相手に求める意を表します。
「どうぞお掛けになってお待ちください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、人を待たせるときに用います。
立ったまま待たせては待たせる人に失礼で、また疲れさせてしまいます。
しばらく待つ必要があるならば、座ってもらうとよいでしょう。
そばに椅子があっても、すすめないと相手は座りにくいです。
他人の家などで勝手に座ることは失礼だ、という考えがあるためです。
そのため、こちらの方から座るようにすすめます。
その言葉として用いるものです。
ソファーのような形ではなく、テーブルと椅子が用意されているなら、座るようにすすめるときに椅子を引くと親切です。
また、荷物を持っているようならば、荷物を置く場所も用意するとよいでしょう。
座る椅子とは別に椅子があるならそこに荷物を置いてもらい、ないようならばカゴなど用意します。
待ち時間がわかるようであれば、○○分と具体的に伝えておくと、安心して待っていやすくなります。
「どうぞお掛けになってお待ちください」を使った例文
・『5分ほどお時間がかかります。どうぞお掛けになってお待ちください』
「どうぞお掛けになってお待ちください」の返答や返信例
座るようにすすめられているので、座って構いません。
すすめられているのに立っているのは不自然です。
この言葉自体には、「ありがとうございます」と返すとよいでしょう。
座るようにすすめてくれたことへお礼を伝えるのです。
または、待つようにということに対して「わかりました」の意を返すこともあります。
待っている間にお手洗いなど別の場所に行くようであれば、一言声をかけましょう。
その場にいないと心配されてしまいます。
まとめ
この言葉は、座って待つようにすすめるときに用います。
何も言わないと相手は座りにくいです。
立って待ってもらっては失礼で、また疲れさせてしまうので、椅子があるなら座るようにすすめましょう。