この記事では「ご手配はいかがいたしましょうか」について解説をします。
「ご手配はいかがいたしましょうか」とは?意味
あるものを用意しますか、○○の用意はどうしますか、という意味です。
「ご手配」は「手配」を敬意を表す形にしたものです。
「手配」には、ある事柄をする前に手順を決めたり、必要なものをそろえたりすることという意味があります。
「ご」をつけて、その行為を受ける人に敬意を表しています。
「いかが」は状況や考えなどを尋ねる意です。
「いたし」は「する」の謙譲語です。
「ましょうか」は問いかけています。
「ご手配はいかがいたしましょうか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、手配をした方がよいのかや、どのような手配をするのかを尋ねるときに用います。
たとえば、Aさんの上司がタクシーを使って外出することになったとします。
タクシー会社に連絡をするのはAさんです。
上司が何時ころに外出をするのかにあわせて、タクシーに会社に来てもらいます。
何時に外出するのかがわからないと、タクシーに来てもらう時間を決められないので、いつごろタクシーを呼べばよいのか上司に尋ねてみました。
そのときにこのような言葉を使って尋ねます。
どうするか漠然と尋ねられても答えに困ることがあります。
そのため、いくつか選択肢を用意して、その中から選んでもらう形にしてもよいでしょう。
たとえば、料理のコースにA・B・Cがあるけれど、どのコースの手配をしますかと尋ねるのです。
「いかがいたしましょうか」は丁寧な問いかけの形です。
「どうしますか」という問いかけの言葉もありますが、これは目上の人に対して述べるものとしてはふさわしくありません。
「いかが」を使った方が丁寧な印象になります。
「ご手配はいかがいたしましょうか」を使った例文
・『明日の○○のご手配はいかがいたしましょうか』
「ご手配はいかがいたしましょうか」の返答や返信例
手配について尋ねられているので、どうするのかを答えます。
たとえば、ホテルの手配をしますかという場合であれば、必要なら予約をしてもらいます。
料理のコースはどれがよいか尋ねられているときは、自分の好みのものを選ぶとよいでしょう。
手配が必要ないならば、「それをする必要はない」ということを伝えます。
こちらに気を遣って手配をどうするか尋ねてくれているので、気遣いに対してお礼を伝えるとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、手配をどうするか尋ねるものです。
相手に決めてもらうときには、このような丁寧な言葉を使って尋ねてみてください。
丁寧に尋ねているので、この言葉を目上の人に伝えても失礼にはなりません。