「キャンセルさせていただけませんか?」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「キャンセルさせていただけませんか?」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では、「キャンセルさせていただけませんか?」の意味を分かりやすく説明していきます。

「キャンセルさせていただけませんか?」とは?意味

「キャンセルさせていただけませんか?」は、「既に相手と約束していたことに対して自分の方から取り消しをお願いする時の丁寧な表現」という意味です。

自分が相手に対して参加や利用の意思表示していたことを、なかったことにして欲しいとお願いする時の表現です。

「キャンセルさせていただけませんか?」の成り立ちや使われるシーン

「キャンセルさせていただけませんか?」の成り立ちや使われるシーンは以下の通りです。


「キャンセルさせていただけませんか?」の成り立ち

「キャンセルさせていただけませんか?」「キャンセル+させて+いただけません+か?」で成り立っています。

「キャンセル」「売買などの契約を取り消すこと」「約束・予約を取り消すこと」という意味、「させて」は使役動詞「させる」の連用形、「いただけません」は動詞「もらえない」の謙譲語「いただけない」の丁寧語、「か」は疑問の意味の終助詞です。

「させていただく」は、「相手に許可を取り、自分にとって有利にこと」に使われる表現です。

この場合は「キャンセルしたい」と相手に許可を取り、自分の思い通りにすることですので誤りではありません。

「キャンセルさせていただけませんか?」が使われるシーン

「キャンセルさせていただけませんか?」が使われるのは以下の様なシーンです。

「キャンセルさせていただけませんか?」の言葉の使い方や使われ方

「キャンセルさせていただけませんか?」の言葉の使い方や使われ方は以下の通りです。

『来週のセミナーの予約ですが、キャンセルさせていただけませんか?』

セミナーに参加すると申込んでいたのですが、やむを得ない事情で出席できなくなりました。

この場合、定員に達していれば自分の予約を取り消すだけで、セミナー自体は開催されます。

『お部屋の予約をキャンセルさせていただけませんか?』

出張などでホテルの部屋を予約していたところ、予定が変更になり取り消す時に使われます。

「キャンセルさせていただけませんか?」の類語や言いかえ

「キャンセルさせていただけませんか?」の類語や言いかえは以下の通りです。

「大変申し訳ございませんが、お取消し願えますでしょうか」

「キャンセル」は英語なので軽いイメージがありますので、きちんと日本語で「取り消し」と伝えた方が、誠意が伝わり易くなります。

また、お詫びの言葉も述べるべきです。

まとめ

今回は「キャンセルさせていただけませんか?」について紹介しました。

「キャンセルさせていただけませんか?」「取り消しをお願いする時の表現で、誤用ではない」と覚えておきましょう。