みなさんは、ビジネスシーンにおいて、「臨時休業させていただきます」を使ったことはありますか?
今回は、この言葉の意味、使い方や注意点、言い換えについて、詳しく解説していきます。
「臨時休業させていただきます」とは?
「臨時」は「りんじ」と読み、「一時的」や「定められていない時間や期間」という意味合いの言葉です。
「休業」は、「業務」+「休む」といったニュアンスで、何かしらの理由で業務を停止し、会社や店舗を一時的に閉める状態を表す言葉です。
「させていただきます」は、自分の行動についてへりくだった言い方の言葉です。
つまり、「臨時休業させていただきます」は、事情により一時的に会社やお店を閉めることを取引先や顧客に伝えた言葉です。
「臨時休業させていただきます」の使い方や注意点
経営や運営、従業員の事情などによって、一時的に会社や店舗を閉めた状態にすることを「臨時休業」と言います。
「臨時」には「一時的」という意味合いがあるため、臨時休業を行った場合、期間は定かでなくても、再開の目途が立てば営業再開の可能性があるわけです。
店舗内の改装、店舗や事務所の移転など、臨時休業の理由も様々ですが、こういった理由であれば、しばらくすれば営業再開の運びとなることが多いものです。
この言葉を使う上での注意点としては、利用者や関係者に迷惑をかけているかも知れないことが挙げられます。
例えば、地元で人気のスーパーマーケットであれば、臨時休業ともなればいつも利用している地元住民も買い物に困ることになります。
ですから、「この度、店舗内改装により臨時休業させていただきます。
ご不便をおかけいたしますが何卒ご了承くださいますよう、よろしくお願い申し上げます」といった告知などを張り出し、お詫びを伝えるわけです。
「臨時休業させていただきます」の言い換え
・『一時休業といたします』
・『臨時休業いたします』
・『都合により臨時休業します』
・『休業いたします』
・『一時閉店といたします』
・『しばらくお休みいたします』
・『しばらくの間休業いたします』
「臨時」には、「予定されていない一時的な時間や期間」というニュアンスがあるため、その言い換えとして「一時」や「しばらく」を上手く使ってみましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「臨時休業させていただきます」は、何かしらの理由により、一時的に業務を停止することを伝えた言葉です。
オフィスが臨時休業であれば従業員も休むことになり、会社としての業務はストップします。
飲食店や販売店などの店舗が臨時休業となれば、普段から利用しているお客様にも影響が広がります。
その場合、営業再開時の客足の戻りがとても重要になるため、事前に告知や宣伝を展開しておくケースも少なくありません。
