この記事では「拝見してもよろしいでしょうか」について解説をします。
「拝見してもよろしいでしょうか」とは?意味
見てもよいですか、という意味です。
見ることへの許可を求めています。
「拝見」は、見ることをへりくだっていう語です。
何かを見るのは話し手側です。
「よろしい」は許容できるさまを表す言葉で、許可できる、差し支えないという意味になります。
「でしょうか」は「だろうか」の丁寧な表現で、物事を尋ねる際に用います。
「拝見してもよろしいでしょうか」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、見ることへの許可を得るときに用います。
何かを勝手に見るのは失礼になります。
たとえば、上司のデスクに資料が置かれているとします。
この資料を見たいならば、上司に断らなければなりません。
自分のデスクに置かれているものを、他人に勝手に見られたらどのような気持ちになりますか。
自分のものには勝手に触れないで欲しいと思うのではないでしょうか。
他の人たちと共有するものであっても、自分のスペースに置かれているものに勝手に触れて欲しくないものです。
そのため、他人が持っているものを見たいときには、一言断っておかなければなりません。
そのときに用いる言葉です。
相手が「見てください」と何かを差し出してきたときも、このような言葉を使用します。
「見てください」と差し出されても、許可を求めた方が丁寧な印象になります。
何かを見るのは話し手です。
相手に何かを見るように求めるときに「拝見」は使用しません。
相手に見るように求めるときには「ご覧」といいます。
「拝見」はへりくだった表現なので、目上の人の行為を指して使用はしません。
「拝見してもよろしいでしょうか」を使った例文
・『こちらを拝見してもよろしいでしょうか』
「拝見してもよろしいでしょうか」の返答や返信例
何かを見てもよいか許可を求めています。
そうしてよいならば、許可を与える言葉をかけましょう。
何も言わずにいると、見てよいのか、悪いのか判断できません。
見てはいけないもののならば断わります。
曖昧な表現では、見てよいのか悪いのか判断が難しいので、はっきりと伝えることが望ましいです。
しかし、きっぱりと断ると相手を傷つけてしまう恐れがあります。
断るときには相手の気持ちに配慮が必要です。
「申し訳ありませんが」など一言あると、相手が受ける衝撃が和らぐと期待できます。
まとめ
この言葉は、何かを見てよいかと許可を求めるものです。
他人が持っているものを勝手に見てはいけません。
何かを見たいときには、それを持っている人の許可を得るようにしましょう。
何も言わないで行動すると失礼です。