この記事では、ビジネスシーンでも用いられる事がある「お使いになってください」の言葉の意味や使い方に関して、解説致します。
「お使いになってください」とは?意味
お使いになってくださいは、おつかいになってくださいと読むのが正解な言葉です。
文字で書かれたこの言葉を見れば分かる事でしょうが、使ってという意味を丁寧に表現した、お使いになっての文字に、くれの丁寧語である、くださいの文字を付け足す事によって成立した言葉となっています。
以上の事からお使いになってくださいは、使っても良い、という意味を表すのです。
「お使いになってください」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
お使いになってくださいは、使用しても良いです、という意味の言葉として使用されています。
ただしお使いや、くださいといった言い回しを見れば直ぐに理解出来る様に、相手を気遣いながら丁寧に提案する際に使うべき言葉です。
そのためビジネス上では、部下の様に気遣いや敬いが必要ではない相手に利用すると、仰々しい言い回し過ぎて不自然になってしまいます。
だからこそこのお使いになってくださいは、お客や上司、取引相手といった気遣いが必要となる相手に対して、用いるべき言葉です。
「お使いになってください」を使った例文
・『記入する際には、こちらのボールペンをお使いになってください』
・『雨がかなり降っているのでよろしければ、この傘をお使いになってください』
「お使いになってください」の返答や返信例
お使いになってくださいは、相手に何かを使用しても良い、と提案する際に駆使する言葉となっています。
とはいえ随所に丁寧さのある表現が使われている事から、上司やお客といった気遣いが必要となる相手に対して、用いるべき言葉となっているのです。
逆に言えばこの言葉に対して返答を行うのは、相手よりも立場的には上にあたる人物という事になります。
故にお使いになってくださいに対する、返答例としてはシンプルに、ありがとう、とか、使わせて貰います、といった言葉を挙げる事が可能です。
まとめ
お使いになってくださいは、使っても良いです、という意味の言葉として利用されています。
ただしお使いとか、ください、という丁寧さのある言い回しが使用されている事からでも分かる様に、この言葉を使うべきなのは、気遣いや敬いが必要となる目上の人間に対してです。
お陰で部下の様に明らかに目下と言える人物に使用するには、大袈裟過ぎる表現の言葉と言えます。
なのでビジネスシーンにおいてこのお使いになってくださいは、上司やお客、取引相手といった様に、気遣いが必要となる、自分よりも立場が上と言える人物に対して用いるべき言葉です。
