この記事では「今しばらくお時間を頂戴したく存じます」について解説をします。
「今しばらくお時間を頂戴したく存じます」とは?意味
少しの間時間をもらいたいと思う、という意味になります。
「今」は、さらに、そのうえという意味です。
副詞的に用います。
「しばらく」は、すぐにではないけれど、あまり時間をおかないさまを表します。
「お時間」は相手を敬ってその空き時間をいう語です。
「頂戴」は「ちょうだい」と読み、もらうことをへりくだっていう語です。
「たく」は話し手の希望を表します。
「存じます」は「思います」という意味です。
「今しばらくお時間を頂戴したく存じます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手側に時間が必要なときに用います。
たとえば、ある製品を導入しないかと持ちかけられたとします。
話を持ちかけられた側は、その製品に魅力を感じています。
しかし、コストの面など考えなければならない事柄もあるので、すぐに返事ができません。
そこで、時間をもらって考えてみることにしました。
時間が必要なときには、相手に断っておく必要があります。
このような言葉を用いて、時間をもらえないか確認をします。
相手の許可を得ずに時間をかけてしまうと、「なぜ早く行わないのだ」と不快にさせる可能性があります。
「今しばらく」とは、どれくらいの時間なのかはっきりしません。
話し手側は3日ほどと考えていても、聞き手は1日と考えているかもしれません。
考えに食い違いがあると、「時間がかかりすぎている」と相手を不快にさせてしまいます。
具体的な時間を伝えられるなら、何時間、何日など具体的に伝えましょう。
「今しばらくお時間を頂戴したく存じます」を使った例文
・『考える時間をいただきたいので、今しばらくお時間を頂戴したく存じます』
「今しばらくお時間を頂戴したく存じます」の返答や返信例
時間を与えることができるなら「わかりました」の意を伝えるとよいでしょう。
どれくらいの時間を与えることができるのかは、はっきりとさせておきます。
はっきりとさせておかないと、こちらは1日くらいだろうと思っていたのに、思っていた以上に時間がかかる可能性があります。
「今しばらく」はどれくらいの時間なのか人によって考え方が違うので、与えられる時間をはっきりとさせるようにします。
どうしても時間を与えられないなら、すぐに何かをするように求めます。
その際に相手を気遣って「申し訳ありませんが」など一言あるのが望ましいです。
まとめ
この言葉は、時間をもらえるようにお願いをするときに用います。
相手のある事柄の場合は、相手の許可を得て時間をもらうようにしましょう。