この記事では「取り掛からせていただきます」について解説をします。
「取り掛からせていただきます」とは?意味
着手させてもらいます、という意味になります。
「取り掛か」は「取り掛かる」のことで、着手をする、手をつけるという意味です。
「宿題に取り掛かる」のような使い方をするもので、物事をはじめるという意味合いで用います。
「せていただき」は、相手に許しを求めて行動する意を表します。
「ます」は敬意を表す語です。
「取り掛からせていただきます」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、これから何かをはじめるときに用います。
「せていただき」は相手に許しを求めて行動をするときに用いる言葉です。
つまり、相手の許しが必要な行為をするときにこの言葉を用いるのです。
たとえば、水道修理の依頼を受けたとします。
お客さまのお宅に伺い、状況を確認しました。
作業を行うときには、お客さまの許可を得なければなりません。
費用が高いからやっぱり修理はしなくていい、これなら自分で直せそうだから修理はしなくていい、といったこともあります。
そのため、お宅に伺っていきなり修理をするのではなく、お客さまの許可を得なければなりません。
お客さまに尋ねたところ、修理をして欲しいとのことでした。
作業者はこれから修理に取り掛かります。
そのときにこの言葉を使用します。
許可を得る必要がないならば、「取り掛かります」「作業をはじめます」などの言い方をします。
相手の都合を尋ねて何かに着手するときには、どのような行為を行うのか具体的に説明をしておいた方がよいでしょう。
水道修理の場合であれば、どこに問題があって、どのような作業をするのか、どれくらいの費用がかかるかなどを具体的に説明します。
「取り掛からせていただきます」を使った例文
・『それではこれから取り掛からせていただきます』
「取り掛からせていただきます」の返答や返信例
何かに着手するようなので「お願いします」の意を伝えるとよいでしょう。
何をするのかは、この前に伝えられているはずです。
取り掛からないで欲しいときには、行動をはじめないで欲しいと伝えてください。
すぐにでも伝えないと物事をはじめてしまいます。
なぜ取り掛からないで欲しいのか疑問に思うはずなので、なぜそうしないで欲しいのか理由を伝えます。
理由がわかれば取り掛かるのをやめてくれることでしょう。
まとめ
この言葉は何かに着手するときに用います。
勝手に何かをはじめてしまうと、相手に不都合を与える場合があるので、必要なときには相手の許可を求めましょう。
許可を得てから何かを行えば、トラブルに発展する心配が減ります。