この記事では「うかつにも」について解説をします。
「うかつにも」とは?意味
ぼんやりとしていて心が行き届かないといった意味です。
注意が行き届かずに失敗した場合などをいいます。
「うかつ」には、ぼんやりしていて心の行き届かないこと、またそのさまという意味があります。
たとえば、秘密にしなければならないことがあったとします。
普段は「これは話してはいけない」と意識をしているので口に出すことはありませんが、ぼんやりしているとそのことを忘れて口に出してしまうことがあります。
そのようなさまを意味します。
「にも」は格助詞の「に」と係助詞の「も」がつながったものです。
並列や列挙をしたり、強調したりするときに用います。
たとえば「僕にもわかる」という場合は、あなただけでなく僕もと、「僕」を強調しています。
「うかつにも」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
ビジネスシーンでは失敗したときに使用される場合が多いです。
資料作成を任せれていたとします。
多くの文字を入力したり、図を挿入したりしなければならず大変です。
他にもやらなければならない仕事があり、さまざまな仕事をこなしながら資料作成をしていると、非常に疲れます。
疲れているときは頭がぼーっとしやすく、普段はきちんと注意を向けられることに注意が向かなくなってしまうことが珍しくありません。
そういったときに資料作成をすると、入力ミスをすることがあります。
ミスをしていることに気がつかず、資料を配布してしまいました。
これを読んだ人から間違いを指摘され、やっと気がつき、それについて謝りました。
このような、ぼんやりしていたことによるミスがあったときに謝る際、この言葉を使用します。
しかし、この言葉を使用すると言い訳のように聞こえることがあるので注意が必要です。
また、「ぼんやりしていて」という意味のことを自分から言ってしまうと、聞き手に「社会人としてなっていない」という印象を与えてしまう可能性もあります。
この言葉を使う際には、謝罪の言葉も添えるとよいでしょう。
「申し訳ありませんでした」などの言葉を述べて、自分の誤りを謝罪します。
「うかつにも」を使った例文
・『うかつにも間違いをしてしまい、大変ご迷惑をおかけしました』
・『うかつにも初歩的なミスをしてしまいました』
「うかつにも」の返答や返信例
失敗したときなどによく使われる言葉です。
相手は謝罪の言葉も述べるはずなので、今後の注意点を伝えたり、許しの言葉を述べたりするとよいでしょう。
まとめ
普段は気をつけている人でも、ぼんやりして注意が行き届かないことはあります。
そのような失敗をしたときに使う言葉です。