「貴重なお時間を取って頂いたにも関わらず」とは?ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解釈

「貴重なお時間を取って頂いたにも関わらず」とは? ビジネス用語【一語】

この記事では「貴重なお時間を取って頂いたにも関わらず」について解説をします。

「貴重なお時間を取って頂いたにも関わらず」とは?意味

相手に時間を使わせてしまったけれど、相手の希望に添えない返事をする言葉です。

「貴重」は非常に大切にするさまを表します。

「お時間」は、相手を敬ってその空き時間をいう語です。

「頂い」「いただく」のことで、「もらう」の謙譲語です。

「関わらず」には、〜なのにそれでも、〜であるのにという意味があります。

「貴重なお時間を取って頂いたにも関わらず」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点

この言葉は、相手に時間を使わせてしまったけれど、相手が望むような返事をできないときに用います。

たとえば、内定を断るときです。

内定を受けたならば、返事をしなければなりません。

内定を受ける場合でも辞退する場合でも返事をします。

辞退を伝えるのは心苦しいですが、何も伝えないのはマナー違反です。

必ず返事を出すようにしましょう。

まず、内定をいただいたことへお礼を伝えます。

そして「辞退させていただきたい」とはっきりと伝えます。

遠回しな伝え方では辞退したい意志が伝わりません。

辞退をする理由を伝えないと疑問を持たれてしまうので、理由も伝えます。

内定を断る会社と入社をする会社にかかわりがあった、ということもあるので、嘘の理由を伝えるのはやめましょう。

「他社から内定をいただいた」と理由を伝えるのは構わないのですが、「他社の方が条件がよかった」など比較をするような発言は避けます。

連絡は電話で行うのが基本です。

メールでは読んでもらうのが遅くなったり、迷惑メールとして扱われてしまったりする恐れがあります。

早朝、深夜、始業直後、昼食時などの時間帯を避けて連絡をします。

メールで連絡をする場合も、電話で連絡する場合と同じような内容を伝えます。


「貴重なお時間を取って頂いたにも関わらず」を使った例文

・『貴重なお時間を取って頂いたにも関わらず、申し訳ございません』

「貴重なお時間を取って頂いたにも関わらず」の返答や返信例

内定への返事で断られた場合は、相手の考えを受け入れることになります。

何かあったときに相手とかかわる可能性もあるので、「別の機会によろしくお願いします」という気持ちを伝えるとよいでしょう。

しかし、相手が伝える理由によっては引き止めることもあります。

どうしてもその人材を確保したいときには、引き止めるべきか考えてみるとよいでしょう。

まとめ

この言葉は、相手の期待するような返事をできないときに用います。

相手の望むような返事をできず不快にさせてしまう可能性があるので、相手の気持ちに配慮した伝え方をすることが大切です。