「心ばかりのお花を送らせていただきました」とは?
ビジネスにおける使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「心ばかりのお花を送らせていただきました」とは?
これは、少しだけ花を送らせてもらったことを言い表した言葉です。
「心ばかり」は、「少しだけ」と同じような意味になります。
つまり、「心ばかりで実態が伴わない」ということを「心ばかり」という言葉で表現しているのです。
また、「送らせていただく」は「送らせてもらう」を謙譲語にしたものです。
このようにすると、相手の了承の下での行為であるかのような印象になります。
ここでは語尾「ました」にして、丁寧語を使った過去形の表現にしているのです。
「心ばかりのお花を送らせていただきました」のビジネスにおける使い方、使うときの注意点
たとえば、ある人物が亡くなったとします。
そのため、葬儀の場に会社から花を送ることにしたのです。
このような状況で、「心ばかりのお花を送らせていただきました」と言うとよいでしょう。
これによって、少しだけだが花を送ったということを、上手に伝達できるのです。
この言葉を使うときは、「心ばかりの」の表現方法に注意するべきです。
これは「気持ちばかりの」などに置き換えて使用できます。
同じような意味でも、少し印象の違うものにできるのです。
実際の状況に応じて、適した言葉を選ぶとよいでしょう。
「心ばかりのお花を送らせていただきました」を使った例文
ここでは例文を挙げています。
このように、前段に少し言葉を付け加えると、それぞれ印象の違う表現を作り出せるのです。
・『昨日、心ばかりのお花を送らせていただきました』
・『当社より、心ばかりのお花を送らせていただきました』
・『私どもからも、心ばかりのお花を送らせていただきました』
「心ばかりのお花を送らせていただきました」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「心ばかりのお花を送らせていただきました」の類似表現
これの類似表現として、「わずかばかりのお花を送らせていただきました」が挙げられます。
「心ばかり」と「わずか」は、同じような意味で使える言葉になっているのです。
「心ばかりのお花を送らせていただきました」の敬語表現
この言葉を別な敬語表現にすると、たとえば「心ばかりのお花をお送りいたしました」に言い換える事が可能です。
なお、この場合は、どちらも謙譲語を使った表現になっているのです。
まとめ
このように、少しだけ花を送らせてもらったことを言い表す場合に、この言葉を使用できると分かります。
ビジネスでも使えますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。