この記事では「今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願いいたします」について解説をします。
「今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願いいたします」とは?意味
これからも変わらずにひいきをしてくれるようにお願いします、といった意味です。
「今後とも」の「とも」は、以前にも同じような状況があったことを表しています。
つまり、以前にも「ご愛顧」があったということです。
「ご愛顧」は「愛顧」を敬意を表す言い方にしています。
「愛顧」は、目をかけて力添えすること、ひいきという意味です。
「ご」をつけて、その行為をする人を敬っています。
「賜り」は「賜る」のことで、「もらう」の意の謙譲語、「与える」の意の尊敬語です。
「よう」は婉曲な命令の意を表します。
「お願いいたします」は、こうして欲しいと求めるときに用いる語です。
「今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願いいたします」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、あいさつの際に使われています。
たとえば、新年のあいさつです。
年賀状の構成は、新年を祝う言葉、昨年の感謝や新年のお付き合いを願う言葉、思いやりを添える言葉、日付や差出人の4つのブロックとなっています。
この言葉は、新年のお付き合いを願う言葉として用います。
年賀状以外でも、企業がホームページなどで文章で客に対してお知らせをする際や、対面で他社の人にあいさつをするなども用いることができます。
そういった場合には、最後の方でこの言葉が登場します。
「今後とも」なので、その相手とは以前からかかわりがあります。
新しく付き合い始める人に対しては、「今後とも」とはいいません。
これからもひいきにしてくれるようにと、こちらの願いを一方的に伝えるのではなく、ひいきにしてくれていることにお礼も伝えましょう。
この言葉の前に感謝の気持ちを伝えます。
「今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願いいたします」を使った例文
・『昨年は大変お世話になりました。今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願いいたします』
「今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願いいたします」の返答や返信例
年賀状をもらったときは、こちらから出していないようならば年賀状を出します。
松の内を過ぎた場合は寒中見舞いとなります。
対面の場合であれば、こちらからは「よろしく」の意を伝えるとよいでしょう。
好意を示すようにします。
まとめ
この言葉には、以前からひいきにしてもらっている人に対して、これからもひいきにしてもらえるようにお願いをする意味があります。
年賀状のようなあいさつの際に使用されます。
これからも目をかけてもらえるように、失礼のないようにしましょう。