「した上で」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「した上で」とは?
「した上で」は、何かしてから何かする事を表現するための言葉です。
これは、実行の順番を表現するための言葉だと言えます。
たとえば「チェックした上で納品してください」のように使用できます。
このようにすれば、「チェックする」という行為が先行し、それに続いて「納品する」という行為があることを表現できます。
つまり「してから」と同等の意味で「した上で」という表現を用いる事ができるのです。
このようにすることで、後半に述べる言葉の前提として、前半に述べる行為が存在する事を表現できます。
これらのことから、「した上で」が、何かしてから何かする事を表現するための言葉であると分かるのです。
「した上で」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「した上で」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、上司が突然入院したとします。
状況を聞いてみると、しっかりと検査してから入院することになった様子なのでした。
このような場合には、「検査した上で入院することになったようです」と述べるとよいでしょう。
これにより、検査してから入院することになった様子を、上手に表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「した上で」の使い方に注意しましょう。
これは「いたした上で」で謙譲語、「なさった上で」で尊敬語になります。
また、尊敬語であれば「された上で」と言い換える方法もあるのです。
このように、同じ意味でも、言葉の使い方で印象が変化します。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「した上で」を使った例文
「した上で」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を付け加える事で、自然な使い方ができるようになるのです。
・『検査した上で入院してください』
・『最後まで実施した上で反省していただきたい』
・『しっかり調査した上で計画を実行してほしい』
「した上で」の類語と敬語での言いかえ
「した上で」の類語と敬語を解説していきます。
「した上で」の類似表現
「した上で」の類似表現には、「してから」があります。
「した上で」と「してから」は、同じような意味合いで使用できる言葉なのです。
「した上で」の敬語表現
「した上で」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「いたした上で」に言いかえできます。
この場合は、謙譲語を用いた敬語表現の形にできるのです。
まとめ
このように「した上で」は、何かしてから何かする事を表現するための言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。