この記事では「滞ることなく」について解説をします。
「滞ることなく」とは?意味
物事が順調に進む、はかどる、流れがとまることなく、といった意味です。
「滞る」には、物事が順調に進まない、はかどらない、流れがとまる、ためらうという意味があります。
物事が調子よく運ばず、たまる状態をいいます。
「なく」は動作や作用を打ち消す意を表します。
「読まない」「熱くない」などの使い方をします。
「滞ることなく」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、物事が順調に進んでいるさまを伝える際に用います。
たとえば、1週間で完了させなければならないプロジェクトがあるとします。
このプロジェクトを完了させるためには、必要な材料を手に入れて、それらを使って物事を行う必要があります。
順調に進めるためには、材料を計画通りに手に入れて、計画通りに物事を行っていかなければなりません。
もしも交通渋滞などが起これば、必要な材料を手に入れることができず、物事を計画通りに行えません。
材料を手にしても、それを使う人の技術や知識がなければ順調には進みません。
さいわい、材料は順調に手に入り、物事は計画していた通りに進みました。
そして、予定していた1週間で完了しました。
この状態が「滞ることなく」が意味するものです。
会話や文章の中では、「滞ることなく終えることができました」のような使い方をします。
この例の場合だと物事は完了しており、完了した報告として用いています。
それ以外に、今物事が進んでいる最中でもこの言葉を使うことができます。
今プロジェクトを行っている最中で、そのプロジェクトが順調に進んでいるところである場合などにも用いることができるのです。
「滞ることなく」を使った例文
・『滞ることなく進んでおります』
「滞ることなく」の返答や返信例
報告の形で伝えられることが多いです。
物事は順調に進んでいるので、今それを行っている最中であれば、そのまま進めてもらうことになるでしょう。
変更した方がよい点があったり、新たに行って欲しい事柄があったりするようなら、それを伝えます。
物事が完了している場合であれば、報告を聞いて、その内容について「わかりました」の意を伝えます。
順調に終えられたので、指示する事柄はないでしょう。
短くてもよいので何か言葉を返せば、「報告はちゃんと聞いた」という意が伝わります。
まとめ
この言葉は、物事が順調に進んでいることや、進んだことを伝える際に用います。
報告の際に用いることが多いです。
問題が発生していなくても、報告をするようにします。
どのようなことでも報告をして、上の者が状況を把握できるようにしましょう。