この記事では「滞る」について解説をします。
「滞る」とは?意味
この言葉には4つの意味があります。
1つめは、物事が思うように進まない、はかどらないです。
計画していた通りに物事が進まなかったり、困難がともって思うようにいかなかったりすることをいいます。
2つめは、金銭を支払うべき時期になっても支払わないです。
家賃を支払わなければならないのに数か月も支払っていない、といったことをいいます。
3つめは流れが止まるです。
渋滞をして車の流れがとまる、血液の流れがスムーズでないなどを意味します。
4つめはためらうです。
あれこれと考えて決心がつかないことをいいます。
「滞る」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉には4つの意味があり、さまざまな場面で使用することができます。
たとえば、建物をつくることです。
ある施設を開業するために、今建物をつくっているところです。
しかし、大雨が続いて思うように作業ができなかったり、物資の調達に遅れが生じたりして、計画通りに物事が進んでいません。
このさまを「作業が滞る」のようにいいます。
今度は車での移動についてで説明をします。
荷物を届けるために車である場所に向かっています。
目的地に向かう途中で渋滞にあってしまいました。
車の進み具合がのろのろとしていて、なかなか目的地に着くことができません。
このさまを「車の流れが滞る」のようにいいます。
物を届けてもらうことで説明をします。
ある物資を届けてもらいたいのですが、材料が不足していて、欲しい量だけを届けてもらうことができません。
この状況はすぐには解消されないようです。
このことを「物流が滞る」のようにいいます。
会話やメールで使うときには、「滞っております」のような丁寧な言い方にします。
「ております」は「ている」の丁寧な言い方です。
過去のことであれば「滞っておりました」となります。
「滞る」を使った例文
・『工事が滞る』
・『生産が滞る』
「滞る」の返答や返信例
さまざまな場面で使われる言葉で、どのような場面で用いているのかによって対応の仕方が変わります。
作業が順調に進んでいないという意味で用いているのなら、作業の見直しが必要です。
何が原因で順調に進んでいないのかを調べ、問題に対処していきます。
物の流れが止まっている場合は、必要なものが手に入らず、生産に影響が出る可能性があります。
今後どのような対応をする必要があるのか考えていきましょう。
まとめ
この言葉には、物事が順調に進まない、流れがとまる、ためらうなど、いくつかの意味があります。
この前に何を述べるのかによって、どの意味で用いているか変わります。