「別送にて」を解説していきます。
知らないと困るビジネス敬語を、正しく学んでいきましょう。
「別送にて」とは?
「別送にて」は「これとは別に送ります」という意味があります。
「別送」とは、別の発送のこと。
この荷物に加えず、別便で改めて送るというニュアンスがあります。
「別送にて」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
「別送にて」はこちらの事情で、発送が分かれてしまうときに使います。
「カタログは別送にてお届けいたします」というと、追って該当の冊子をお届けすることをあらわします。
第一便には同封していないことを、あらかじめお伝えするフレーズです。
何も言わずに便を分けてしまうと、先方を不安にさせてしまうこともあります。
伝えるべき点は伝えて、誤解のないよう整えておきましょう。
「別送にて」を使った例文
・『別送にて発送させていただきます』
・『心ばかりのお品は、別送にて発送いたします』
・『別送にて資料をお届けいたします』
「別送にて」の類語や敬語での言いかえ
「別送にて」の言いかえとして「追って」もあります。
「追って」は、追いかけてのこと。
「準備がととのい次第すぐ」というニュアンスがあります。
「追って発送いたします」や「追ってお届けいたします」と使います。
「しばし、お待ちください」や「ご了承くださいませ」などフォローの文言を添えると、丁寧に聞こえます。
「別送にて」の類似表現
似たような表現に「こちらとは別に」があります。
「こちらとは別に、お送りいたしました」と引用できます。
平仮名が多くなるため、まろやかな日本語になります。
「別送にて」の敬語表現
「別送にて」の言いかえに「別便にて」があります。
取引先にお中元やお歳暮などをお贈りする際に使える、上品な言い方です。
「別便にて、心ばかりの品をお送りいたしました」がひとつの例です。
また「別便にて」と同じような用語に「別便で」もあります。
「感謝の気持ちを込めて、別便でお送りいたしました」と使えます。
「別送にて」の返答や返信例
このフレーズは「別便で届くこと」を伝える内容です。
そのため「ご配慮くださりありがとうございます」と述べて、先方の気遣いにお礼の気持ちを伝えていきましょう。
またお中元やお歳暮などギフトであれば「ご丁寧にありがとうございます。
細やかなお心遣いをいただき、感謝申し上げます」と丁寧に答えます。
失礼のない言い方を、正しく覚えていきましょう。
まとめ
「別送にて」の意味と使い方をおさらいしました。
この表現は「別の便でお送りします」という意味があります。
小堤を分けるとき、あらかじめ先方にお伝えする文言です。
「別便にて」という言い方もあるので、上手に使い分けてみてください。