この記事では「大変ご不愉快の念をおかけしました」について解説をします。
「大変ご不愉快の念をおかけしました」とは?意味
相手に嫌な気持ちをさせてしまったという意味です。
謝罪の気持ちが込められています。
「大変」は程度がはなはだしいという意味です。
この場合は非常にといった意味で使用しています。
「ご不愉快」は「不愉快」に「ご」をつけて丁寧にした言葉です。
嫌な気持ちになることという意味があります。
「念」とは、気持ち、思いのことです。
「おかけしました」は、そういった状態になった、望ましくないことを相手に与えたといった意味です。
「大変ご不愉快の念をおかけしました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
謝罪の際に用いられる言葉です。
しかし、この言葉は適切ではありません。
この言葉で表現するよりも、「ご不快な思いをさせてしまい~」のようにするとよいでしょう。
衣類を購入した客への対応で考えてみます。
お客様が衣類を購入し、自宅で製品を広げてみたところ、破けているところがあったと、店に連絡がありました。
購入したばかりのものに破けているところがあったら、嫌な気持ちになることでしょう。
店側がきちんと検品をしていなかった、管理が不十分だったなどによって、お客様に不快な思いをさせてしまっています。
そのことを謝罪するときに、こういった言葉を用います。
不快な思いをしたとき、相手は謝って欲しいという気持ちを持っているだけではありません。
自分の気持ちに寄り添って欲しいという気持ちも持っているのです。
衣類が破けていたら不快な思いをするはずだと想像できます。
相手の気持ちはこうであろうと想像をし、伝えることで、相手の気持ちに寄り添うことができます。
言葉を伝えるだけでなく、適切な対応もするようにします。
償いをすることも相手は求めているのです。
衣類の破けの場合だと、商品の交換などの対応が考えられます。
行動も伴うと、こちらの誠意が伝わりやすいです。
「大変ご不愉快の念をおかけしました」を使った例文
・『大変ご不愉快の念をおかけしましたことをお詫び申し上げます』
「大変ご不愉快の念をおかけしました」の返答や返信例
許す、許さないなどを述べるとよいでしょう。
こういった対応をして欲しいというのがあれば、それも伝えるようにします。
一方的に怒りや嫌な気分を伝えるのではなく、何を求めているのを冷静に伝えます。
冷静にならないと、うまく相手に伝わりません。
まとめ
謝罪の際に用いられる言葉ですが、別のいい方をすることもできます。
相手の立場になって考えて、適切な言葉を使うことが、謝罪の気持ちを伝えるためには大切です。