この記事では「大変ご迷惑をおかけいたしました」について解説をします。
「大変ご迷惑をおかけいたしました」とは?意味
他者に迷惑をかけたことについて謝罪をする言葉です。
「大変」は、程度がはなはだしいという意味です。
「大変大きな」といえば、はなはだしいほど大きい、「大変珍しい」といえば、非常に珍しいという意味になります。
「ご迷惑」は「迷惑」に「ご」をつけて丁寧にした言葉です。
ある行為によって、他者が不利益を受けたり、不快な思いをしたりすることをいいます。
「おかけ」は「かける」に「お」をつけて丁寧にした言葉で、相手に不利益などを与えるという意味です。
「いたしました」は、あることがもとで不都合な結果を引き起こすという意味の敬語です。
最後の「た」は完了、過去を表しています。
「大変ご迷惑をおかけいたしました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
他の人に迷惑をかけたことについて、謝罪をするときに用います。
「おかけしました」とすることもできます。
「いたしました」は敬語なので目上の人に対して使用しても失礼ではありません。
また、お客様に対しても使用されています。
たとえば、飲食店でお客様が食事をしているところに、店員が料理をこぼしてしまったとします。
楽しくおいしく食事をしているところに、食べものをこぼされたりしたら不快です。
不快なことを与えてしまったので、それに対して謝罪を述べます。
そのときの言葉です。
この言葉から謝罪の気持ちを持っていることはわかりますが、許しを請う言葉の「申し訳ありません」「ごめんなさい」なども付け加えた方がより丁寧になります。
ビジネスシーンでは「ごめんなさい」では幼稚な印象を与えてしまうので「申し訳ありません」「お詫び申し上げます」などを使用します。
言葉だけでなく、態度でも謝罪の気持ちを示すようにします。
食べものをこぼしてしまったときなら、お客様の衣服を拭く、クリーニング代を出すなどの対応が求められます。
言葉をいうだけで対応をしなければ、謝罪の気持ちは届きません。
対応の仕方によって、今後の関係が変わってしまいます。
「大変ご迷惑をおかけいたしました」を使った例文
・『大変ご迷惑をおかけいたしました。心よりお詫び申し上げます』
「大変ご迷惑をおかけいたしました」の返答や返信例
不利益を受けたなら、何らかの対応を求めるとよいでしょう。
そのときどきによって、対応の仕方は異なります。
たとえば、製品の不具合なら新しいものと交換をする、資料に間違いがあった場合は正しいものを示すなどです。
まとめ
謝罪をするときに用いる言葉です。
「申し訳ありません」などの言葉も添えると、さらに丁寧になります。