「行ければと考えております」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「行ければと考えております」とは?
これは、行けるという状態を仮定して考えていることを表現した言葉です。
「行く」は、目的の場所に移動するような行為を表します。
これを「行ける」とすれば、「できる」の意味が加わった形になるのです。
つまり、「行く」という行為が実行可能であることを「行ける」と表現できるのです。
また、「行ければ」は仮定表現になります。
こちらは、「行ける」状態を仮定した形になっているのです。
さらに「考えております」は現在進行形になります。
ここでは謙譲語と丁寧語によって、語尾を変化させているのです。
これらのことから、この言葉が行けるという状態を仮定して考えていることを表現したものであると分かるのです。
「行ければと考えております」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
たとえば、上司から顧客訪問するようにと指示されていたとします。
そして今週中には、その顧客を訪問したいと考えていたのでした。
このようなケースで、「今週中に行ければと考えております」と伝えるとよいでしょう。
これにより、行けるという状態を仮定して考えていることを、上手に伝えられるのです。
この言葉を使うときは、「行ければと」の表現方法に注意するべきです。
これは「行けたらと」に置き換えできます。
また、「行けましたらと」で丁寧語にする手段もあるのです。
「行ければと考えております」を使った例文
例文のように、前段に加える言葉次第で、それぞれ違う印象の表現にできるのです。
・『今日中に行ければと考えております』
・『すぐにでも行ければと考えております』
・『いつの日か行ければと考えております』
「行ければと考えております」の類語と敬語での言いかえ
この言葉の類語と敬語を解説していきます。
「行ければと考えております」の類似表現
たとえば、「行けたらと考えております」が類似表現になります。
「れば」と「たら」は、同じような意味で使えるのです。
「行ければと考えております」の敬語表現
これを別な敬語表現にすると、「行ければと考えています」に言い換えできます。
なお、この場合は謙譲語を使わない形になるため、注意するとよいでしょう。
まとめ
このように、行けるという状態を仮定して考えていることを表現する場合に、この言葉を使用できます。
ビジネスでも使えるので、上手に活用するとよいでしょう。