「もれなく」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「もれなく」とは?
「もれなく」は、例外や手落ちがないことを言い表した言葉です。
「もれなく」は「漏れなく」と表記できます。
これは「漏れる」という動詞が変形したものなのです。
これを「漏れなく」とすれば、「漏れることがない」という意味の言葉になります。
そして「漏れる」とは、「例外になる」や「手落ちとなる」のような意味を持ちます。
たとえば、「もれなく回答します」としれば、例外や手落ちがなく、全てに回答することを表現できるのです。
これらのことから、「もれなく」が、例外や手落ちがないことを言い表した言葉であると分かるのです。
「もれなく」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「もれなく」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あるアンケートを実施したとします。
そして、記入用紙に全て書き込んでほしいことを、依頼することにしたのです。
このような場合には、「こちらの用紙に、もれなく記入ください」と述べるとよいでしょう。
これにより、全てに記入してほしいことを、上手に伝達できるのです。
この言葉を使用する際には、「もれなく」の使い方に注意しましょう。
これは、「全てに」や「例外なく」などの類似表現で代替可能です。
同じような意味でも、言葉の使い方次第で印象の違う表現にできるのです。
実際の状況に合わせて、適した表現を選択するとよいでしょう。
「もれなく」を使った例文
「もれなく」を使った例文を挙げます。
例文のように、前後に言葉を付け加えると、自然な印象の表現になります。
・『応募した方は、もれなく当選いたします』
・『こちらの用紙に、もれなく記入してください』
・『質問をいただいた場合は、もれなく回答差し上げます』
「もれなく」の類語と敬語での言いかえ
「もれなく」の類語と敬語を解説していきます。
「もれなく」の類似表現
「もれなく」の類似表現には、「残らず」があります。
「もれなく」と「残らず」は、同じような意味合いで使用できる言葉だと言えるのです。
他にも、「余すことなく」などで言いかえるような手段もあります。
「もれなく」の敬語表現
「もれなく」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「もれることのございませんよう」に言いかえできます。
なお、この場合は丁寧語を用いた敬語表現の形にできるのです。
まとめ
このように「もれなく」は、例外や手落ちがないことを言い表した言葉だと言えます。
ビジネスでも使用できる言葉になっていますので、しっかりおぼえて活用するとよいでしょう。