「あなかしこ」とは?
ビジネスでの使い方や敬語や言い換えなど分かりやすく解説していきます。
「あなかしこ」とは?
「あなかしこ」は、恐れ多く感じる場合に使用できる言葉です。
「あなかしこ」は、「ああ、かしこ」と同じ意味で使用できます。
つまり、「あな」とは「ああ」という感嘆詞と同じ意味を持つのです。
これは、「あなおかし」や「あな恐ろし」など、他の言葉と組み合わせて使用する事もできます。
また、「かしこ」とは、「恐れ多いこと」を意味する言葉です。
手紙の文末などに「かしこ」とだけ記載して使用する事もあります。
こちらの語源は「畏し(かしこし)」です。
そして、「かしこ」は、主に女性が使うような表現とされています。
「あなかしこ」のビジネスでの使い方、使うときの注意点
それでは、ビジネスで「あなかしこ」を使用する場合、どのような使い方になるでしょう。
たとえば、あなたが、相手から特別な接待を受けたとします。
その相手は、あなたが喜ぶようにと、様々に配慮してくれたのでした。
このような場合には、「あなかしこ、ここまでご配慮いただくとは」と述べるとよいでしょう。
これにより、恐れ多く感じている様子を、上手に言いかえて表現できるのです。
この言葉を使用する際には、「あなかしこ」の使い方に注意しましょう。
これは、文語的な表現であり、古文のようなフレーズです。
つまり、現代のビジネスシーンで使用するのに適した言葉とは言い難いのです。
そのため、「ああ恐れ多い」などのシンプルな表現に言い換えることも、検討してみるとよいでしょう。
「あなかしこ」を使った例文
「あなかしこ」を使った例文を挙げます。
例文のように、恐れ多く感じる内容を続けて述べると、自然で分かりやすい文章を作成できるのです。
・『あなかしこ、ここまでご配慮いただくとは』
・『あなかしこ、当社のためにそこまでしてくださるとは』
・『あなかしこ、そこまで評価いただけていたとは』
「あなかしこ」の類語と敬語での言いかえ
「あなかしこ」の類語と敬語を解説していきます。
「あなかしこ」の類似表現
「あなかしこ」の類似表現には、「ああかしこ」があります。
「あな」と「ああ」は、どちらも感嘆詞であり、同じような使い方ができる類似表現なのです。
「あなかしこ」の敬語表現
「あなかしこ」を敬語表現にするとどうでしょう。
たとえば「なんと恐れ多いことかと存じます」に言いかえできます。
なお、この場合は謙譲語を使用した敬語表現にできるのです。
まとめ
このように「あなかしこ」は、恐れ多く感じる場合に使用できる言葉です。
ビジネスでも使用できる言葉ですので、おぼえておくとよいでしょう。
