この記事では「ご馳走になりたいです」について解説をします。
「ご馳走になりたいです」とは?意味
食事をおごって欲しい、といった意味です。
「ご馳走」は、「馳走」をする人や、それをする相手を敬って言う語です。
また「馳走」の美化語でもあります。
「馳走」は、食事などで他人をもてなすことです。
「になり」は「になる」のことで、利益となるようなことを他人から受ける意を表します。
「たい」は話し手の希望を表す語です。
「です」は敬意を表します。
「ご馳走になりたいです」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、話し手が食事をおごってもらいたいときに用います。
「なりたい」と希望を表しているので、すでにご馳走をしてもらった意味で用いるのではありません。
他人に対して「食事の代金を出してください」「私に食べさせてください」というのは、失礼になることがあります。
この言葉は、伝える相手を選ぶ必要があります。
親しい間柄であれば、先輩に対してこのように伝えても、それほど失礼にはならないでしょう。
かわいい後輩のためにおごってあげようか、という気持ちになるかもしれません。
しかし、親しくない間柄の場合は図々しく感じられ、失礼になります。
たとえば、このような場面で使用をします。
先輩が食事に連れて行ってくれました。
この食事の代金は先輩が出してくれました。
それに対して、翌日にメールでお礼を伝えました。
昨日の食事はおいしかったし、楽しい時間を過ごすことができたので、また機会があれば食事をおごって欲しいです。
その気持ちを、お礼のメールの中でこの言葉を使って伝えます。
この場合は、昨日のご馳走を指しているのではなく、次回にご馳走になるという意味で用いています。
「ご馳走になりたいです」を使った例文
・『またご馳走になりたいです』
「ご馳走になりたいです」の返答や返信例
食事でもてなすことができるなら、それをしてあげるとよいでしょう。
喜ばれるはずです。
どこに連れて行くと今度の予定を伝えたり、相手の希望を聞いたりしてもよいかもしれません。
自分が食事を作ってもてなすということもあります。
また、今からある場所に食事に行くけれど一緒に行かないかと誘って、この言葉が帰ってくることもあります。
その場合は、その場所まで一緒に行って、一緒に食事をします。
代金はこちらが全額を支払うつもりでいましょう。
まとめ
この言葉は食事でもてなしを受けたいときに用いるものです。
伝える相手によっては失礼になるので、相手を選ぶ必要があります。
親しい間柄ならば、このようなことを伝えてもよいでしょうが、そうでない場合は控えることが望ましいです。