「管理の不行き届きにより紛失をしてしまいました」とは?
ビジネスでの使い方や、敬語での言い換え方法などについて、分かりやすく解説していきます。
「管理の不行き届きにより紛失をしてしまいました」とは?
はじめに「管理の不行き届きにより紛失をしてしまいました」の意味を解説していきます。
「不行き届き」は「ふゆきとどき」と読みます。
これは「行き届き」に「不」が付いていることで、「行き届かない」ことを示します。
それでは「行き届く」とはどういう意味なのでしょう。
「行き届く」は「全てに行き渡る、すみずみまで届く」との意味があります。
このことから「不行き届き」は「全てに行き渡っていない」を意味し、転じて「不完全」を意味します。
これらのことから「管理不行き届きにより」をシンプルに言い直すと「管理不足で」となるのです。
「管理の不行き届きにより紛失をしてしまいました」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
それでは「管理の不行き届きにより紛失をしてしまいました」のビジネスでの使い方・使われ方には、どのようなものがあるのでしょうか。
たとえば、入館証を紛失したとします。
これは、絶対に紛失しないように言い渡される物品の代表選手です。
上司に理由を問われますが、「管理の不行き届きにより紛失をしてしまいました」と答えるしかないでしょう。
この言葉を使う場合の注意点は、自分の過失を認める表現であることです。
本当に自分過失が確定しているかは、事前に確認するのがよいでしょう。
入館証の例であれば、盗難にあった場合は自分に過失はないのです。
「管理の不行き届きにより紛失をしてしまいました」を使った例文
ここでは「管理の不行き届きにより紛失をしてしまいました」を使った例文を挙げていきます。
この文章は比較的冗長になっています。
例文のように段階的に表現を簡略化できますので、状況に応じて使い分けるとよいでしょう。
・『管理の不行き届きにより紛失をしてしまいました』
・『管理不行き届きにより紛失をしてしまいました』
・『管理不行き届きで紛失してしまいました』
「管理の不行き届きにより紛失をしてしまいました」の類語や敬語での言いかえ
それでは「管理の不行き届きにより紛失をしてしまいました」の類語や敬語での言いかえには、どのようなものがあるのでしょうか。
「管理の不行き届きにより紛失をしてしまいました」の類似表現
まず「管理の不行き届きにより紛失をしてしまいました」の類似表現について解説します。
「管理の不行き届き」は「管理不足」との言い換えが可能です。
表現は異なりますが、意味は概ね同じになります。
「管理の不行き届きにより紛失をしてしまいました」の敬語表現
つぎに「管理の不行き届きにより紛失をしてしまいました」を別の敬語表現で言い換えるとどうでしょうか。
例えば「紛失してしまいました」は「紛失いたしました」という言い換えが可能です。
まとめ
このように「管理の不行き届きにより紛失をしてしまいました」という表現は、重要な物品をなくした場合の弁明として使用されます。
このような言葉を使うことのないように、重要な物の管理には日頃から十分に注意しましょう。