この記事では「お教えくださり」について解説をします。
「お教えくださり」とは?意味
知っていることを伝えてくれて、技術や知識などが身につくように導いてくれて、という意味です。
「お教え」は「教える」を相手を敬う表現にしたものです。
「教える」には、知識や技術などが身につくように導く、知っていることを相手に伝える、という意味があります。
「教え」は「教える」の連用形です。
動詞の連用形に「お」をつけて、その下に「くださる」を続けた形で、その動作をする人に尊敬の意を表します。
「くださり」は「くださる」のことで、「与える」「くれる」の尊敬語です。
「お教えくださり」のビジネスでの使い方や使われ方、使うときの注意点
この言葉は、相手が知っていることを告げてくれたときや、話し手に技術や知識が身につくように導いてくれたときに用います。
教えるのは聞き手、教えられるのは話し手です。
この後にはお礼の言葉が続きます。
教えるという行為をするために、相手は時間や知識などを使っています。
手間をかけさせてしまっているのです。
それによって話し手側は恩恵を受けているので、お礼を伝えるようにします。
たとえば、Aさんはパソコンのあるソフトの使い方がわからなかったとします。
使い方がわからないからと、それを使うことをあきらめるわけにはいきません。
仕事で使うので、ソフトの使い方を覚える必要があります。
自分ではわからないので、知っている人に聞いてみることにしました。
先輩に聞いてみたところ、こういうふうに使うのだとやり方を説明してくれました。
これが教えるが意味するものです。
これによってAさんは使い方がわかり、恩恵を受けています。
Aさんはありがたく思いました。
この言葉とともにお礼の言葉も述べて、ありがたいという気持ちを伝えます。
「お教えくださり」を使った例文
・『お教えくださり、ありがとうございます』
「お教えくださり」の返答や返信例
自分が教えたことで、相手は喜んでいます。
他人が喜んでくれると、うれしい気落ちになるはずです。
そのようなときには、「よかった」という気持ちを伝えるとよいでしょう。
教えるには時間や手間がかかり、大変かもしれません。
しかし、どんなに大変だったかを述べることはしません。
教えることで相手は成長できるので、手間がかかったとしても、教えてあげるとよいでしょう。
まとめ
この言葉は、相手が知っていることを告げてくれたときや、知識や技術が身につくように導いてくれたときに用いるものです。
話し手にとって恩恵になっています。
このようなときには、お礼を伝えましょう。
後にお礼の言葉を続けて使います。